滋味たっぷり、オレンジワイン。
さらに、酸化防止剤(亜硫酸)無添加
なんとブドウは、セミヨン100%。
ボルドーの辛口白ワインはもちろん、ソーテルヌなどの甘口白ワインの原材料ともなる白ブドウですが、
今度は オレンジワインに変身!
多くの白ワインは、収穫後にすぐ果汁をしぼって、そのジュースだけを発酵させますが、
オレンジワインは果皮や種も一緒に漬け込んで発酵させます。
そう、赤ワインの造り方とほとんど同じなのです。
さらに、果皮の中には香りの成分がたくさん含まれているので、
アロマもワインの中にたっぷりと取り込まれるというわけなのです。
この製法自体は、大昔にジョージアで実践されていたもので、
白ワイン造りの元祖ともいうべき方法なのですが、
日本でもここ数年、この独特の味わいが心地よいと、オレンジワインブームが来てまして、
今や赤・白・ロゼに並んで、オレンジワインもしっかり一つのジャンルとして定着しつつあります。
そして今回ご紹介の、このワイン。
造られている産地は、IGPアトランティック。
じつはここ、ボルドー地方を含む近隣5県から構成される産地で、
規制の厳しいAOC(原産地呼称制度)にとらわれない、
自由な発想のワインもたくさん生まれており、
ちょっとした注目産地の一つなのです。
『淡いオレンジ色のイメージ通りに香るアプリコットに
黄桃、蜂蜜と紅茶、そしてわずかに白胡椒。
この、たわわに熟れた黄金色のフルーツの感じは、
まさにセミヨンならではのアロマ。
その味わいは、控えめな果実味と酸のバランスが美しく、
そしてボディもしっかり。
ブドウの果皮由来のごくわずかな渋みと甘い香りの不思議な調和。
強く主張する味わいではなく、じわりと染み入るような滋味っぷり。
後味には蜜のニュアンスがふわり。』
白ワインとも赤ワインとも違う酔い心地です。
ちなみに、カレーやタイ料理などのエスニック料理と抜群の相性。