セケイダ・カラタユ・ガルナッチャ 2018

Facebook にシェア
Pocket

この[セケイダ・カラタユ・ガルナッチャ]は、
なんと樹齢70-100年の超古木ガルナッチャ100%の驚異的な赤ワイン。
冷涼な標高700-800mの畑で栽培され、土壌は小石の多いスレート(粘板岩)土壌です。
丁寧に手摘みで収穫し、25℃に維持したステンレスタンクでマセラシオンとアルコール発酵を10日間。
熟成はフレンチオーク樽で12ヵ月間、その後6か月間瓶内熟成させたフルボディの赤ワインです。

ワイン名の[セケイダ]とは、アラゴン州サラゴサ県のこのワイナリー近郊にある古代集落の名前で、
地元への敬愛の念を込めてこの名が付けられました。
元々ケルト系イベリア人が住み着き、彼らによってセケイダあるいはセケイザと名付けられた集落です。
現在ではセゲダあるいはセヘダと呼ばれ、古代ローマ時代の名残をとどめている小さな街です。

ボデガス・ランガはスペイン北東部アラゴン州の原産地呼称(D.O)カラタユにセラーを構えるワイナリーです。
D.O.カラタユ内では唯一の家族経営のワイナリーで、
古くからブドウ栽培農家としてこの地でブドウを栽培してきました。
D.O.カラタユの創設を担ったワイナリーのひとつです。

代々受け継がれた畑を大切に管理しながら、
1867年に小さな醸造蔵を建て、ワイン造りを開始しました。
そして現在に至るまで、近代設備の導入を進める一方で家族の伝統も守り続けています。

現在、フアン・ホセ・ランガ氏が経営責任者、妹のマリア・テレサ・ランガさんが管理業務を、
フアン・ホセ氏の息子フアンとセサルが技術面を担当しています。
セラーの拡張は行なわれましたが、共同組合のように量を優先せず、
常に質を重んじる小規模な生産者であるべきというのが彼らのポリシーです。

深いガーネット色。プラム、カシス、ダークチェリー、
ブラックベリー、ブルーベリーの赤~黒果実の凝縮したアロマ。
カラタユのガルナッチャの個性が豊かに花開いています。
リコリス、シナモン、ナツメグ、クローブのスパイス、
エスプレッソ、ダークチョコレートの香ばしさ、
スミレ、カシスリキュールの濃密な甘やかさ、
さらにミネラルも奥に感じます。
口中では緻密で濃厚な果実味、ベルベットのようにしなやかなタンニン、
スパイス感リッチな味わい。上質な酸もたっぷりと含まれています。
快適なビター味とミネラル感が引き締まっており、
タイトでシリアスな飲み心地ながら、
味わい深い旨みが広がりほっと癒されます。
この味わい深い旨みが高樹齢ブドウならではと納得させられます。

適温は17℃前後。
合わせたいお料理は、スパイシーチキン、ポークビーンズ、
ポークジンジャーなどの肉料理と。
冷涼でタイトな飲み心地なので、
セラーから出したての14℃前後から
イベリコ生ハムやハード系チーズなどの前菜ともよく合います。


セケイダ・カラタユ・ガルナッチャ 2018
【スペイン】【赤ワイン】【750ml】【フルボディ】