このワインは、生産者のアクセルさんが、
『モーゼルの 伝統を復活させたい、大切に守りたい』という思いから、
モーゼルで大切な品種のリースリング、エルブリング、
ピノ・ブランの3種をブレンドした、いわば、 ’モーゼル・ブレンド’。
リースリングやピノ・ブランはお馴染みの品種ですが、
エルブリングは以前よりも造られる量も減り、
日本でも なかなかお目にかかる機会が少ない品種です。
その特徴として、爽やかできりっとした酸味があると一般的に言われますが、
繊細さも兼ね備え、独特な個性があります。
ゼクトに使用されている品種としての方が知られているかもしれません。
畑の土壌は粘板岩、醸造はステンレスタンクで14日間、
12度の温度化の下で発酵、ステンレスタンクで3ヵ月間熟成ののちリリースされます。
味わいは、
ピノ・ブランが適度なボディや丸みを作り、
リースリングによって骨格や薫りの高さ、酸味を生み出し、
エルブリングがいいまとめ役となり、
軽やかさと繊細な優しい印象を与えているという印象です。
暑い時期にキリッと冷やして、すっきり飲める辛口。
冷涼地ならではの繊細さも加わり、ドイツの古くて新しい魅力溢れるワイン。
過去ヴィンテージの2018年はサクラアワードでなんとダブル・ゴールド賞を受賞。