品種はカリニャン100%。
カリニャンは、もともとは、スペインを原産としています。
乾燥した温暖な気候を好む晩熟なブドウ品種で、
チリのテロワールにはぴったり。
しっかりとした渋みと酸味があり、
1940年代にマウレ・ヴァレーでは、盛んに植えられました。
ワインに骨格を与えるために、ブレンド用として使われることが多く、
あまり顧みられていない品種だったのですが、
近年、その魅力が再発見され、カリニャンを中心にしたワインが
各ワイナリーで造られるなど、注目の品種です。
今回ご紹介する[ロンガヴィ・グルップ・カリニャン]は、
マウレ・ヴァレーの最南端のクリマキ地区にある花崗岩の土壌を持つ畑で、
ドライファーミングで栽培され、ブドウ樹は昔ながらのブッシュ仕立てです。
自然酵母を使い、できるだけ手をかけずに自然な醸造を行っています。
その味わいは、
『色はしっかりと濃く、熟した果実やドライハーブ、
クローヴなどの香りがたちあがります。
口に含むと、チェリーやラズベリーといった果実、土、樹肌などが満ち溢れ、
しっかりとした酸が心地よく果実を包みこんでいます。
王道の肉料理やラザニアなどにも合いそうで、食欲がわき出てきます。
タンニンもしっかりしていて、すべての赤ワイン好きの皆様に飲んでいたいただきたいワイン』