ロ・プティ・デ・ラ・カサ 2019

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実はオーナーのビベス家は、
バルセロナ中心の目抜き通りパセオ・デ・グラシア(グラシア通り)にて
四ツ星高級ホテルやショッピングセンターなどを所有する超資産家なんです。
かねてよりワイン造りに興味を持ち、ついに2004年プリオラートに土地を購入。
ワイナリー建設を進め、2006年にワインをファーストリリースするに至りました。
既に高い名声を得ていた銘醸地プリオラートですが、
世界中の愛好家に気軽に飲んでいただきたい、
との願いを込めて、お値打ち価格での提供にこだわっているんです。

つまり、他に柱となるビジネスを持っているため、ワインで儲けようとは思っていません。
まさにビべス家による採算度外視。

やや紫がかった美しいガーネット色。
甘やかに熟したラズベリー、ダークチェリー、プラムのフレッシュなアロマ。
クローブ、シナモン、ナツメグ、リコリスのスパイス、清涼感あるバルサム、
プリオラート特有のリコレーリャ(スレート)土壌がもたらすと思われる
スモーキーなミネラルの印象もあります。
とても素直でストレートな香りに癒されます。
口に含めば、甘やかで緻密な果実味、高めの酸ももちろん上質。
タンニンは若々しくもなめらかで、スパイス感も豊か。
快適なビター味もありつつ、重過ぎない飲み口で料理にも良く合います。

上級キュヴェの[ロ・モン]が本格派のシリアスな味わいに仕上がっているのに対し、
この[ロ・プティ・デ・ラ・カサ]は明るいトーンの味わいでとってもチャーミングです。

可愛らしいイラストのラベルデザインも相まって、愉快な気分になること間違いなし
適温は14~16℃。
ご家庭では、スパイシーチキンやスペアリブなどの
カジュアルで豪快な肉料理に良く合います。


ロ・プティ・デ・ラ・カサ 2018
スペイン 赤ワイン フルボディ