これほど上品で高貴なワインがあったのかっ

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これほど上品で高貴なワインがあったのかっ!
しかも軽く無く、飲み応えもあり、才色兼備とも言える
女性的な美しさを感じさせる甘美なるワイン。

ワインの女王と言えば
イタリア-ピエモンテのバルバレスコが有名ですが、
まさにそのバルバレスコに劣らないどころか、
上回るほどのエレガントかつ凝縮した果実味、
そしてさらにミネラル感がたっぷりと感じられる複雑味を併
せ持った極上ワインの登場です。

その名は、
[ドゥーカ・ディ・サラパルータ・ラヴィコ 2013]

イタリアのワイン評価誌[ガンベロ・ロッソ]2009年版では、
2005年のラヴィコに対して、準満点の2つグラスを付け、
さらにはコストパフォーマンスに優れているワインに付けられる★付きで激賞

通常1,000円台前半のワインに★が付けられる事が多いのですが、
この価格にしてそれでもコストパフォーマンスが高いと評されている程です。
それ以上の価格でもおかしくない物凄い味わいを持ったワインなんです。

このラヴィコに使用されるブドウ品種、ネレッロ・マスカレーゼ種は、
シチリアでも有数の土着品種であり、
特にエトナ山付近の火山性土壌とは相性が良く、
葡萄本来の果実味に加え、上質な酸や柔らかさ、
土壌のミネラル感や鉱物のニュアンスを上手く表現するブドウ品種です。
非常に手がかかり、熟すのも少し遅めとなり収穫も9月末~10月半ばまでかかります。
繊細で愛らしい果実味で爆発的な印象はありませんが、
エトナのテロワールを知るにはネレッロ・マスカレーゼのワインと言われるほど、
その土地を余す事無く表現する優れたポテンシャルを持ちます。

ただし、[ドゥーカ・ディ・サラパルータ]ワイナリーの
造るラヴィコはちょっと違います。
そのネレッロ・マスカレーゼを物凄い低収量にし、
完熟するまで完璧に見極め一つ一つ手摘みで収穫する事で凝縮感と
しっかりとした果実味をもたらし、
さらに12ヶ月以上のバリックオーク樽による熟成をする事で、
よりふくよかに、より骨格のはっきりとしたパワフルなワインに仕上げているんです。
熟練の技と言っても過言では無い完成度をを誇るのは、この拘りがあるからなんです。

ボトリング後も、特徴ある果実味や酸味、複雑味などを完全に融合させる為、
少なくとも6ヶ月間の瓶内熟成を行いリリースされます。

このラヴィコが造られる葡萄畑は、シチリアの中央東部に広がる
アルカンタラバレーにかけてのエトナ山の麓。
山の傾斜に沿って畑が広がり、海抜600-800mのかなり高い高度に畑が広がります。
土壌もエトナ山の火山性土壌となり、
石灰質にマンガンやマグネシウムなどミネラルがたっぷりと含まれた土壌なんです。

気候も高所に所在する畑の為、昼夜の寒暖差が大きく、
また海からの冷たい風が吹き込む事で、
昼は太陽が燦々と照らし日照量が多く葡萄が熟し、
夜は気温が下がり良質な酸味を育てています。

こういった条件がすべて揃い、ふくよかで完熟した凝縮感ある果実味、
なめらかでしっかりとしたボディを構成するタンニン、エレガントで美しい酸、
複雑味たっぷりのミネラルを併せ持ち、
さらに一体となった極上のワインが生まれるのです。

まさにエトナ山の周りでしか生まれる事のない特別な逸品というわけなんです。

その味わいは

『グラスに注ぐと美しいガーネットカラーが光るルビーレッドの色合い。
香りは複雑に混じり合い、芳しく豊かなダークチェリーや新鮮なプラムの果実が溢れます。
オークによるバニラやナッツのニュアンスもあり、
鉱物や鉛筆の芯、スパイシーな印象もあります。
非常に変化に富んだ魅力的なアロマです。
 
味わいは非常に凝縮感がありふくよかな印象を一番に感じます。
果実味はラズベリーやブルーベリーの味わいに、
土やミネラル、鉱物が感じられ、非常に複雑性に富んだ味わい。
オーク樽のニュアンスやかすかに感じるバニラの柔らかさが鼻腔を抜け、
全体的にエレガントな美しい飲み心地があります。
ローストしたお肉や、香草をアクセントにした肉料理と一緒に楽しんだら最高でしょう』

P.S
「ラヴィコ」とは溶岩を意味する「LAVA」を由来とする名前でして、
まさにエトナ山の傾斜に位置する畑から火山性地質を
そのまま表現したミネラリーでエレガントな≪名が体を表す≫ワインです。

1,980円(税別)

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