なんとこの赤ワイン、年間生産量はわずか15,000本
日本に上陸したのは、そのうちたったの600本のみ
ロウラが誇る特別限定キュヴェがこの[サフラ]なんです。
ロウラの他のキュヴェは既に世界で高評価を獲得しているのですが、
[サフラ]も素晴らしい評価を獲得しています
世界最高峰のワイン評論家ロバート・パーカー氏主宰[ワインアドヴォケイト]において、
この2017年ヴィンテージがなんと何とぶっちぎり【93点】を献上されているんです
この価格を考えたら物凄い激賞ぶりです。
テイスター自ら
『私の好きな赤ワインの3年目のヴィンテージ』と告白するやいなや、
『これはバーゲン、いや盗み(=お値打ち)だ!!』と絶叫
こんなに想いを爆発させたコメントは、
ちょっと記憶にないほどの褒めちぎり方なんです。
もちろんロウラが誇る特別限定キュヴェですから、そのこだわりは最高峰。
彼らの威信をかけて、地元バレンシア工科大学と共同研究を進め、
復興を図るこの地の固有品種マンドー種を100%使用しているんです
しかも標高600mの高地で栽培された平均樹齢30年の古木ブドウ
さらに完全有機栽培(認証取得済み)を実践したオーガニック土壌は砂状のローム質。
もちろん他のキュヴェ同様、オーク樽は一切使わず、
古代ローマ時代にこの地に伝わったアンフォラ
(粘土で出来た、ワイン運搬および保存用の素焼きの壺)で熟成しているんです。
この醸造方法は、もはやロウラのお家芸とも呼んでも良いほどのこだわりが詰まっています。
まさに原点回帰を標榜するロウラならでは。
つまり、樽を使用することでバニラ、コーヒー、
チョコレートのような甘香ばしいフレーバーを付け、
万人受けするワインを造る生産者が多い中、
彼らは『このバレンシアの地で、古くから伝わる醸造方法により、
地元の固有品種を使ったワインを造る』ことを
哲学として掲げている稀有な人々、
それがセイェール・デル・ロウラというわけなんです。
ダークチェリー、カシス、プラム、
ブルーベリーの凝縮した甘やかなフルーツのアロマ。
リコリス、クローブ、シナモンのスパイス、
ミント、杉、バルサムの清涼感、
さらにスモーキーなミネラルの印象もあります。
口中では緻密な果実味、つややかでなめらかな口当たりがとても快適!
タンニンはきめ細やかでシルクのよう。
しなやかで軽やか、優しい飲み心地は特筆モノです。
そして凝縮した旨みが口いっぱいに広がり、
余韻にも甘やかな果実のフレーバー、
スパイスやミネラル感が長く続きます。
何のひっかかりも、余計な強さもない、おだやかで優しく自然な味わい。
ブドウ本来のピュアな美味しさが伝わってきます。
しっとりと柔らかに気分がほぐれていくような、エレガントな赤ワインです。
他のロウラの赤ワイン同様、樽を使っていないので、
ピュアなブドウ本来のポテンシャルを存分に味わうことが出来る一本。
しかしステンレスタンク熟成にありがちな、単調で凡庸な味わいではなく、
アンフォラ熟成により適度な複雑感も出ており、なんとも不思議なワインです。
ご家庭では、生ハム、パエリア、チキンのトマトソース煮込みなどに
気軽に合わせて楽しんでください。
セイェール・デル・ロウラ・サフラ 2017
【スペイン】【750ml】【赤ワイン】【ミディアムボディ】