ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016

モーゼルと並んでドイツの二大銘醸地のひとつ、
ラインガウ地方の老舗ワイナリー、バルタザール・レスが
プロデュースしたスタイリッシュなカジュアルラインのご紹介です。

カジュアルラインといっても、
その品質はさすが老舗の造るワインだけあって、
安心の品質!!驚くべきコスト・パフォーマンスです。

その名も、
[ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016]

バルタザール・レス醸造所はV.D.P(ドイツ高級ワイン生産者連盟)
に加盟し、ラインガウ地方の高品質なワインを支えるリーダー的存在です。

そのバルタザール・レスの超コストパフォ―マンスの
高いお得なワインといえばこのワイン。

ラインガウという地方はちょうどそのライン河にそった急斜面に
畑が開けていて、ライン河にはぐくまれた土地なんです。
このワインに使われるブドウはそのライン河にそった産地
(主にラインガウ、ラインヘッセン)の畑のブドウからのブレンド。
ラインガウの力強さとラインヘッセンのポジティブな明るさが
うまく表現されているような味わいです。

ドイツの赤と言えば、今やフランス、アメリカに次ぐ、
世界第三位の栽培面積を誇るピノ・ノワール
(ドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれます)

試飲の感想は、

「赤系ベリー系の可憐でフレッシュな薫りが広がり、
グラスに注ぐとわくわくします。
味わいもいきいきとした酸味、少し温かみを感じるような完熟した果実味、
ただし、果実主体というよりは、
ミネラル感や酸味とのバランスがよく、きめ細かく繊細で柔らかい質感。
見た目の淡さのようにエレガントですが、
決して薄いという訳ではなく、味わいに奥行や深さもあります。
余韻もこの価格帯のクラスにしては長く、
繊細な味わいのソースでいただく、鶏肉や赤身のお魚にもあいそう。
柔らかい和牛のお供にも。」

しかもアルコールはたったの11.5%、
低アルコールなのにこの果実味と飲みごたえはさすが、
お酒が苦手な方にもおすすめの優しい味わいです。

暑い季節はよく冷やしてもタンニンのキメが細かいので
美味しくいただけます。




ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016

食パン専門店セントル ザ・ベーカリー 青山にオープン

食パン専門店セントル ザ・ベーカリー 青山にオープン



食パン専門店ブームの発端となった銀座の人気店「セントル ザ・ベーカリー」が青山の国連大学横に青山店をオープン。これからは青山でも北海道・美瑛産の「ゆめちから」と「きたほなみ」を使った国産小麦の角食パンをはじめ、3種類の食パンが楽しめます。

シャンパーニュ・ビルカール・サルモン・ブリュット・レゼルヴ

評価誌93点のシャンパーニュ!

国内外の数々の三ツ星レストラン、高級ホテルなどに
オンリストされる洗練された華やかさが評判のシャンパーニュ。

それが
[ビルカール・サルモン・ブリュット・レゼルヴ]

造り手であるビルカール・サルモンは、
1818年創業の老舗のシャンパン・メゾンです。
約200年、7世代に亘り、良心的な家族経営を続けつつ、
世界的ブランドへと成長した、素晴らしいメゾン。

『妥協を許さない品質の追求』
『独自の手造り製法』
『少量逸品主義』

を貫く、知る人ぞ知る存在です。

所謂、グラン・メゾンの中では規模は小規模なため、知名度はあまりありませんが、
その品質の高さ、伝統を守りつつも常に革新を求める姿勢をもつメゾンです。

あまり店頭には並びませんが、
実は世界各地の一流ホテルおよび高級レストランでオンリストされ、
一流ソムリエたちから絶大な支持を得ています。

例えば、フランスの三ツ星レストランである
ギー・サヴォワ
ポール・ボキューズ
ピエール・ガニエール
アルベージュ
ミシェル・ブラス

ホテルでは、
プラザ・アテネ
フランスドガル
パークハイアット
ホテル・ムーリス
インターコンチネンタル・マルセイユ

など、格式の高い高級レストランに、オンリスト!
ここ日本でも、

マンダリン・オリエンタル
シャングリラ
パレス・ホテル
帝国ホテル
ハイアット・リージェンシー

をはじめとした高級ホテルでグラスで供されています。

その品質については、評論家の間でも高く評価されており、
シャンパン業界の高名な評論家であるリチャード・ユーリン氏が1999年に、
20世紀を代表するシャンパーニュを選ぶ ために行った

【ミレニアム・ブラインド・テースティング】

にて、この[キュベ・ニコラ・フランソワ・ビルカール]の1959年および1961年が、
それぞれ第一位、と第二位に輝きました。

もちろん、この時にブラインドで比較されたのは、
クリュッグ、ボランジェ、ヴーヴ・クリコ、ドンペリなど、
シャンパーニュを代表するメゾンのヴィンテージものシャンパン、
なんと150種ものアイテム。

そんな中で、第一位、第二位を独占するとは、
造り手自身も予想していなかったものでした。

そのビルカールの顔ともいえる、
スタンダード・キュべが、本日ご紹介する[ブリュット・レゼルヴ]

ビルカール・サルモンでは、ピノ・ムニエを非常に大切にしているのですが、
このキュべは、ピノ・ムニエを47%シャルドネ30%、ピノ・ノワール23%という構成で
軽やかな華やかさをもち、トロピカル・フルーツのニュアンスを感じさせるシャンパーニュ。

ワイン評論家ジェームズ・サックリング氏も
93点という高得点をつけるシャンパーニュです。




シャンパーニュ・ビルカール・サルモン・ブリュット・レゼルヴ

ツァーリンガー グートエーデル・バンケット・ミルト 2015

これぞ、今どき・ナチュラル・ドイツワインの決定版。

[ツァーリンガー グートエーデル・バンケット・ミルト 2015]

このワインを造るのはツァーリンガー醸造所。
場所はドイツの中でも最のエリアでスイス国境沿いの
マルクグレーフラ-ラントに醸造所や畑があります。

マルクグレーフラーラントと言えば、
代表的な白品種はリースリングではなく、このグートエーデル。
スイスではシャスラと呼ばれています。
なんとこのグートエーデルは5000年前から栽培されている
最古の品種の分類に入る非常に貴重な品種。
ドイツには17世紀初頭に栽培が始まったという説があります。
グートエーデルの特徴は
酸味が穏やかで、クセがなく、いい土壌に栽培すれば、
素直にその土壌の良さを反映してくれます。

ドイツでこの品種が栽培されているのは、
バーデンの中でもこのマルクグレーフラーラントが筆頭。
それ以外には同じくスイスの国境沿いのエリアで
少し栽培されている位です。
まさにドイツにおけるグートエーデルの故郷。

ツァーリンガー醸造所の創業は1844年と歴史があり、
昔から豊かな自然を大切にする家族経営のワイナリーです。

自社畑は認証をとっているキュヴェと
そうでないキュヴェはありますが、
すべてビオディナミ農法を実践。
一部、買い葡萄も使用していますが、
それも全て、信用できる最低でもビオロジック栽培、
またはビオディナミ農法を実践して、ワイナリーがいいと
認めた葡萄のみを使用。
とにかく畑の中での品質を重視しています。

このワイナリーといえば、とにかくこの醸造所の栽培担
当のポーリンさんがすごいんです。

ドイツ最大の自然派ワインの団体といえばエコヴィン。
現在加盟ワイナリーも220を超え、
国内で有名な高品質ワイン団体のVDPの加盟数と同等な程。
ドイツは元々、環境保護面からオーガニック栽培に関して
意識が高い国で、エコ的理由でワインに関しても
年々オーガニックに転換するワイナリーが増えています。
栽培担当のポーリンさんはなんとその元エコヴィン会長。
そして同協会のバーデン支部長まで歴任。

ワイナリーのオーガニック歴は25年を超えます。
ポーリンさんはオーガニック栽培のマニュアル的な本も
出版するほど。
まさに今のドイツのオーガニックワインの礎を築いた人の
代表といっても過言ではないカリスマ栽培家なんです。

もちろんツァーリンガーも早くからエコヴィンに加盟。

試飲の感想は、

『香りは派手な要素はありませんが、ほのかに暖かさを
感じさせる果実味、透き通って柔らかいミネラル感、
やわらかいハーブの要素があります。
口に含んだ瞬間にどこにもひっかかることなく、
ふんわり広がり、体の中にしみこんで全身に落ちていく感覚が
’心地よい’の一言。
酸味やミネラル感は非常にやわらかく優しく、
まるく包み込んでくれる感じです。
はじめは一見シンプルな味わいかと思いますが、
後からじわじわ旨味が広がり、繊細な凝縮感、奥行き感がしっかりあります。
余韻は非常に長く続いていきます。
ドライすぎない柔らかい辛口は癒しの味わいです。』

とにかく色々なタイプのお食事に合うことが本当に驚き!

グートエーデル(シャスラ)の品種の特徴といえば、
その柔らかい酸味と透明感のある繊細なミネラル感です。
この味わいの特徴がとにかく和食と最高な相性なんです。

特に葡萄の土壌は黄土・ローム土壌で、
柔らかくふかふかした土も
このグートエーデルの雰囲気との相性が抜群。

さらにこのワインを引き立てる要素は味わいが
ドライすぎない柔らかいミディアムドライ”ミルト(マイルド)”
というタイプなことも挙げられます。

これまで、てんぷら屋さんや小料理やさん、下町の定食屋さん、
お寿司屋さん、色々な和食屋さんに持って行って相性を検証したところ、
とにかく色々なタイプのお料理と万能でお店の方も驚きでした。

和食に合うワインをお探しの場合は本当におススメ!
もちろん、スイス国境沿いなので、チーズの美味しい産地、
チーズを使ったちょっとこってりしたお料理にもお勧めです。

アルコールもたったの11%、しかも長年オーガニックを
実践しているので味わいは超ナチュラル。

こんなワインをずっと探していました。
毎日飲んでも飽きのこない味わい、
是非一年通して普段のお食事のお供に。

普段ドイツワインを飲まないという方も、
とにかくおためしいただきたい超お勧めのワインです。




ツァーリンガー グートエーデル・バンケット・ミルト 2015