「エレガンス気分」カテゴリーアーカイブ

ワインとお酒の記事

ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018

ヴィンテージの2018年はブルゴーニュ赤の当たり年
アメリカの重要評価誌【ワイン・エンスージアスト】が、
[ヴォーヌ・ロマネ]がある「コート・ド・ニュイ地区」に【95点】のハイスコアをつけ、
パーカーさんの【ワイン・アドヴォケイト誌】でも【93点】を付ける、
いわゆるグレート・ヴィンテージです。
さらに収穫量も豊作と、地元生産者が久々に安堵したヴィ ンテージ。

『このヴィンテージも大当たり年だけに、
今すでに美味しく飲めるものの、正直まだ少し若い印象。
かすかに紫の要素を持つルビー色の色調。
このヴィンテージでは抜栓直後から、スグリやブラックチェリーに加え、
ブルーベリーやブラックベリーのニュアンスも持つ甘く華やかな香りが立ち昇ります。
一方味わいでは、甘さを感じるタンニンも適度の酸もやさしく、
まだ若いピノ特有の辛口の風味に複雑な果実味の甘さが感じられます。
また、時間の経過により表れるペッパーのようなスパイス香と、
かすかなケモノの風味などもワインに複雑さを与え、
やはりドメーヌのお膝元、ヴォーヌ・ロマネの片鱗がそこかしこに表れ始めるのです。
やはりこのヴィンテージでも、大き目のグラスの使用をお勧めします。
料理では、シャルキュトリー、パテ・ド・カンパーニュや焼き鳥、
スパイスを使った鶏料理や、マグロとアボカドのワサビ醤油漬けなどとお楽しみください。』


ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018
フランス 赤ワイン 750ml ミディアムボディ寄りのフルボディ 辛口

シャトー・ピエール・プルミエ 2015

シャトー・フィジャックの隣で、あのシュヴァル・ブランにも隣接
かつては、シャトー・ロシェ・ベルヴュー・フィジャックの名でリリースされていましたが、
2013ヴィンテージから[ピエール・プルミエ]と新しい名前を名乗っています。

特筆すべきはポムロールの村境に位置する絶好のテロワール
砂利の混じった沖積土と粘土石灰質土壌で理想的に成熟したブドウが収穫されています。

造られるワインは、バランスとエレガンスが追求されたスタイル。
あのロバート・パーカー氏も、
『上等で気取らない、豊かな果実味のあるサン・テミリオンを探し求めている消費者は、
このワインを手に入れ、しかもケース買いすべきである。』
と絶賛したこともあるほど。

ご案内の2015年はボルドー近年屈指の当たり年。
『ワイン・アドヴォケート』誌でサンテミリオン地区が95点を獲得した
グレートヴィンテージです。
このワインにつきましても、
ジェームス・サックリング氏が94点を付け、
『花の香り、ブラックベリー、ほのかなスパイス。
フルボディでありながら、統合され、落ち着いた味わい。
綺麗で上品、今飲むのも良いが寝かせても面白いだろう。』
と評しています。

実際に味わってみますと、
『艶やかに滴るカシスにダークチェリー、プラムのコンポート。
さらにリコリスや黒胡椒のスパイシーなアクセント。
驚くほどシルキーな口当たりにして、メリハリのあるリッチな味わい。
タンニンの緻密さと果実の凝縮感が素晴らしく、
上品なオーク樽の香りも柔らかに溶け込んでいます。
果実の完熟感がもたらすふっくらとした旨みは、
時間が経つほどにスケール感を増し、
飲み干した後の後まで忘れがたいような余韻も絶品です。』

2015年ならではのスケール感と凝縮感、
優雅な落ち着きをたっぷりと味わえる素晴らしいワインです。
ステーキやビーフシチューと共に、
大きなグラスでじっくりと味わいたい美味しさ
この優雅なひとときをゆったりとご堪能ください。


シャトー・ピエール・プルミエ 2015
【フランス 】【ボルドー】

ドメーヌ・トマ・モレブルゴーニュ・シャルドネ 2018

奇才が放つブルゴーニュ・シャルドネはさすがの出来。
このブルゴーニュ・シャルドネは実に見事!!
造ったのはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の
モンラッシェの元栽培責任者という華麗なる経歴の持ち主。
卓越した感性と才能にはDRC現当主「ヴィレーヌ氏」も惚れ込む。
使用ブドウは、シャサーニュ・モンラッシェ村内2ヶ所の区画からと素性もハッキリ。
さらにヴィンテージも評価誌【95点】と大当たり年。

その名も、 [ドメーヌ・トマ・モレ・ブルゴーニュ・シャルドネ 2018]

このワインを造ったのは、
「シャサーニュ・モンラッシェ村」のトップ生産者の一人だった
父「ベルナール・モ レ氏」から2007年に畑を譲り受け、
瞬く間 に頭角を現した「トマ・モレ氏」。
「モレ家」は、この地に17世紀半ばから10代続く生産者で、
トマ氏は祖父や父からだけでなく、
カリフォルニアで最新の醸造を学ぶなど研鑽を積んでき ました。

そして、その卓越した感性と才能にいち早く着目したのが、
あのDRC(ドメーヌ ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の
当主「オベール・ド・ヴィレーヌ氏」。
「トマ氏は自らのドメーヌと並行し、2007年~2009年迄、
世界最高峰白ワイン [DRC・モンラッシェ]の栽培責任者を担当、
その類まれなる才能を如何なく発揮しました。
しかしながら、自らのドメーヌに集中する為、
僅か3年で名誉ある地位から退きましたが、
そこでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだったと語っています。

そんなトマ氏が放つ[ドメーヌ・トマ・モレブルゴーニュ・シャルドネ 2018]
使用しているシャルドネは、
シャサーニュ・モンラッシェ村内にある2ヶ所の区画からのブドウ。
一つ目の区画のブドウは、
1989年にドメーヌで最も丈夫な古樹から選別した樹から植えられ、
平らな地面と、浅く茶色の粘土質の土壌で栽培。
二つ目は現在「Les Pierres(ピエール)」と呼ばれる緩やかな傾斜地の区画。
これら2つの区画から栽培されたシャルドネのスタイルにはかなりの違いがあり、
ブレンドすると、それらそれぞれのキャラクターの特徴が
融合する魅惑的なワインとなるのです。

ちなみに2018年のブルゴーニュ白の出来はというと、
各評価誌のヴィンテージ チャートは出揃っていないものの、
アメリカの【ワイン・エンスージアスト誌】では【95点】と、
かなりのハイスコア。
いわゆるグレート・ヴィンテージです。

ご当主曰く、
『2018年は8月28日に収穫。
猛暑だったが雨の降るタイミングも、収穫のタイミ ングもよく、
非常に綺麗な酸により最高に良く出来た。』
『2018年はピュアでそれぞれのテロワールの個性が出ていて、
2017年より2018年の方が好み。』と、自信の出来栄えの様子。

試飲したところ、
『クリアーで淡いイエローゴールドの色調。
香りには白い花にグレープフルーツなどの柑橘類と、
白桃、洋ナシのニュアンスがあり、
それに完熟シャルドネ特有のしっかりした果実味が加わり、
一般的なACブルゴーニュを超越したヴォリュームを持つ濃厚な風味が味わえます。
なお、酸とタンニンも現時点ではかなりフレッシュで生き生きとしていて、
それらと豊富なミネラルによりワインが構成され、
個人的にはもう少し置いておきたい白で、
今飲むのなら早めの抜栓か大きめのグラスをお勧めします。』

今飲んでも良し、造り手自身が2022年ごろから飲んで欲しいというように、
もう少し待っても良しのポテンシャルを持つ1本。
ホタテや白身魚のカルパッチョ、ホワイトソースのグラタン類、
銘柄鶏や豚肉のロースト、チーズならコンテなどと楽しみたいものです。

さすがというブルゴーニュ・シャルドネです。


ドメーヌ・トマ・モレ ブルゴーニュ・シャルドネ 2018

ヴィエッティ・ロエロ・アルネイス 2019

ピエモンテの中心の町アルバの西隣の比較的小さな生産地区で栽培される
アルネイスという品種を使い生み出された白ワインです。

アルネイスは【ネッビオーロ・ビアンコまたは白のバローロ】とも
呼ばれる古くからある土着品種で、今でこそ、大手メーカーも造っているワインすが、
扱いが難しいブドウであったこともあり、長い間あまり栽培されずにいました。

このアルネイスを単一品種で初めてボトリングし、
見事に復活させたのが、ご案内の造り手[ヴィエッティ]。
今も「アルネイスの父」と称賛されています。

近年では、技術の進歩などによってワイン生産が大きく復活。
その個性と伝統を重視され、2004年にはD.O.C.Gワインにも認定されています。

イタリアワイン好きの間では、
『アルネイスの白がリストにあったら、そのレストランはおすすめ。』
という格言のような話まであるくらい、この品種は隠れた人気。
しかも、「アルネイスの父」[ヴィエッティ]が造るのですから、
これはもう美味しくないわけがありません。

『輝きを帯びた麦わら色の美しいカラーに、
香りは柑橘類やメロンを想わせるアロマ、
かすかにアーモンドのニュアンスも感じられます。
なめらかでしっとりとした口当たりの味わいは、
果実味とほろ苦さとバランスの良い酸のあるキリッとした辛口。
爽快感に溢れつつ、長い余韻も楽しめる、素晴らしい白ワインです。
シーフードサラダ、魚介類のアペリティフなどはもちろん、
シンプルに味付けした豚肉、鶏肉料理にも合うでしょう。』

イタリアンはもちろん、和食にもぴったり
北イタリアを代表する白ワインの一つです。


ヴィエッティ・ロエロ・アルネイス 2019
【イタリア】【白ワイン】【辛口】

スタック・ハウス・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニョン 2017

ハイ・コストパフォーマンスのナパ・カベルネが登場!

ナパ・ヴァレーには、
日々、多くの才能と野心をもったワインメーカーたちが現れ、
次第に独立して新たなブランドを出しているのですが、
今回ご紹介するのもそんなワインです。

リリースまもなく、あのロバート・パーカー氏がみずから選んだ
【2016年度トップ・バリュー・グレーテスト・ワイン3本】の
1本に選ばれるという快挙を成しとげています。
数あるワインの中から、たった3本の中の1本です。

それが
[スタック・ハウス・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニョン2017]

造り手であるモンティチェリ夫妻は
ともにワインメーカーとして多くのワイナリーで研鑽を積んできました。

ワインメーカーであるアナ・モンティチェリは、UCデイヴィス校を卒業後、
フランスワインの最高峰のひとつ、シュヴァル・ブランで研鑽をつみ、
ブライアント・ファミリーで5年間
アシスタント・ワインメーカーをつとめた後に、夫とともに独立。
ブライアント・ファミリーでは、
フィリップ・メルカがコンサルタントをしており、
その影響も強く受けたといいます。

夫であるマリオ・モンティチェリもUCデイヴィス校を卒業後、
イタリアのアンティノリなどで修業をつみ、
その後、ナパに戻ってフィリップ・メルカのアシスタントとして
数々のワイナリーにかかわり、キホーテ・ワイナリーや
トリンチェロ・ワイナリーでワインメーカーとして活躍したのちに、
コンサルタントとして独立するとともに
妻と一緒に独自のブランドを立ち上げたのでした。

ナパ・ヴァレーとボルドー品種に深い経験と愛情をもつ2人が造るワインは、
あっという間に人気を博し、2014年ヴィンテージは、
ロバート・パーカー氏が選ぶ【世界のグレーテスト・ワイン・トップ3】の
1本に選ばれ注目を集めました。

今回ご紹介する2017年ヴィンテージは、それを上回る味わい!と絶賛され、
ワイン・アドヴォケート誌から92点を獲得するとともに、
元ワイン・アドヴォケート誌のテースターでもある
ジェブ・ダナック氏からも92点を獲得しています。

ブドウは、ナパ・ヴァレーの6つのサブリージョンである
ハウエル・マウンテン、スプリング・マウンテン、ダイアモンド・マウンテン、
アトラス・ピーク、オーク・ノル、マウント・ヴィーダーに加え、
凝縮した果実が特徴であるお隣のナイツ・ヴァレーのブドウも少量ブレンドして、
バランスよく仕上げた深みのあるナパ・カベらしい堂々とした味わいが特徴です。

黒ベリーの複雑かつ華やかな香りに、
その期待を裏切らない重厚でいく層にもなった果実が押し寄せ、
スパイスと杉の木肌、鉛筆芯などにナパらしさを感じます。
しっかりとしたストラクチャーがあり、
質のいいタンニンが全体を見事にまとめている印象です。


スタック・ハウス・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニョン 2017
アメリカ 赤ワイン 750ml フルボディ 辛口