なんと2度目の【100点満点】獲得のゴージャス赤!
2014年ヴィンテージでは、
チリのワイン評論に力を入れるジェームズ・サックリング氏から100点満点を獲得し、
そして今回ご紹介する2017年も第二回目となる100点満点を獲得しました。
それが
[ヴィニエド・チャドウィック 2017]
造り手である[ヴィーニャ・エラスリス]は、
イギリスの貴族をルーツを持つ家系で、
1870年代からワイン造りを行ってきたチリを代表とする造り手です。
現在の党首であるエデュアルド・チャドウィック氏が、
この伝統あるファミリー・ビジネスに参加したのが1983年。
フランスのボルドー大学を卒業し、
チリのワインを世界に知らしめたいと考えていました。
1995年には、カリフォルニアのロバート・モンダヴィ氏とジョイントベンチャーを発足させ、
[セーニャ]を設立するなど、精力的に活動したことでも有名です。
チャドウィック家が持つ最高の畑は、
1945年にエデュアルドの父親であるアルフォンソ・チャドウィック氏が
購入したプエンテ・アルト地区の畑でした
(この地区は、特にカベルネ・ソーヴィニョンのクオリティの高さで知られています)。
しかし、その一部には、アルフォンソが愛するポロの競技場が作られていました。
アルフォンソはチリの歴史上最高のポロ・プレーヤーでもあり、
長年、チリのナショナル・チームのキャプテンとして活躍。
19のチャンピオンシップで優勝を遂げ、
ギネス記録にあと一勝と迫るという功績をあげています。
それゆえ、なかなか競技場をブドウ畑に変えることができなかったのですが、
アルフォルンソが、1992年にポロ競技から引退したことをきっかけに、
現在の党首であるエデュアルドが説得し、
ポロ競技場をブドウ畑に変えることを許可したのでした。
ヴィニエド・チャドウィック畑は、
マイポ・ヴァレー、プエンテ・アルト地区の標高650メートルの位置にあります。
この地域は、マイポ川の北岸に沿ったアンデス山脈のふもとで、
サンティアゴの東南部にあたります。
15ヘクタールの広さを持ち、チリで最も傑出した品質の
カベルネ・ソーヴィニョンを生み出すテロワールの一つとされています。
地中海性気候で、ブドウ生育期は長く乾燥していて、
雨は冬季に集中して降ります(年間降水量328ミリ)。
また、昼夜の気温差が大きく、高品質なブドウ栽培に適した気候となっています。
畑はマイポ川の沖積台地の上にあり、沖積土層(70%が砂利)の上に
40センチほどの浅い粘土ローム質(粘土が15-20%)の表土があるため、
際立って水はけのいい土壌となっています。
アンデス山脈から吹く涼しい朝のそよ風、畝の向き、昼間の適度な気温により、
ブドウはフレッシュさと酸を維持しながら完璧な成熟に達します。
1999年の初リリース以来、19年の歴史の中で一貫して高い評価を得ていますが、
2014年ヴィンテージはついにチリワインで初の100点満点を獲得しています。
そして今回ご紹介する2017年ヴィンテージも【100点満点】。
『ピュアな果実とジューシーなタンニンは、非常に魅力的。
熟した果実とみずみずしい酸はエネルギーとバランスを与え、
きめの細やかなテクスチャーをもつ完璧なワイン。』