「エレガンス気分」カテゴリーアーカイブ

ワインとお酒の記事

ヴィーニョ・ヴェルデ・ヴェルデガ・ブランコ

今、世界中で大ブームのヴィーニョ・ヴェルデ。

ヴィーニョ・ヴェルデは英語圏諸国では
『グリーン・ワイン』つまり【緑ワイン】と呼ばれ、
欧米のマリンリゾートでのリラックスタイムには欠かせない飲み物。
人気の理由は、低めのアルコール、ハツラツとした酸、
そして手頃な価格と、陽光溢れる海岸リゾートにピッタリ
とはまるキャラクターなんです。

ここ日本でも、空前の大ヒット中。
この爽やかで軽快な微発泡ワインにハマる人が続出。

その名も、
  [ヴィーニョ・ヴェルデ・ヴェルデガ・ブランコ]

見た目にも涼やかな、ややブルーがかった透明ボトルに
入ったこの微発泡白ワインはなんとなんと、わずか980円。

ヴィーニョ・ヴェルデは緑ワインとも呼ばれ、
若々しくフレッシュな味わいが身上。
グレープフルーツ、レモンライムの爽快な柑橘、青リンゴ、
透明なシロップ、ソーダキャンディなどの素直で
フレッ シュなアロマが火照った体を優しく癒してくれます。
みずみずしく新鮮な果実味、軽やかな柑橘の酸、
潮っぽいミネラルも若干感じます。
とにかくフレッシュで爽快、
シンプルながらクリーンでエレガントな飲み口。
気付けば あっという間に一本空けてしまいそうです。

スパークリングワインと比べると、
泡の強さはヴィーニョ・ヴェルデのほうが弱いので、
スパークリングの泡の刺激が苦手な方は
ヴィーニョ・ヴェルデがオススメです。

または、ホームパーティなど大人数でワインを楽しむ機会でしたら、
こんな楽しみ方も。
1杯目に前菜やサラダと共にキンキンに冷やした
ヴィーニョ・ヴェルデ。
アルコール度数が比較的低めですので、
すんなりと喉を潤してくれます。
乾杯のワインにピッタリ。
2杯目に2皿目の前菜とスパークリング、
3杯目に火を入れた前菜としっかり系の白ワイン、
そしてメイン料理と赤ワイン・・・
というように、徐々にアルコール度数とボディを上げていくと、
美味しさと楽しさも数倍になりそうです。

さらに嬉しいことに、
ボトルに描かれた雄鶏は「ガロ」と呼ばれ、
ポルトガルでは【奇跡と幸せを呼ぶ鶏】の
シンボルとされているんです。

「ガロ」は、
サッカー・ポルトガル代表チームの
マスコットだったこともあるポルトガルの国鳥。




ヴィーニョ・ヴェルデ・ヴェルデガ・ブランコ

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2014

あのボルドーの怪物【プピーユ】が手掛ける、とっておき秘蔵ワイン。

【プピーユ】といえば、スイスとベルギーで開催された
二つのブラインド・テイスティング大会において、
あの時価30万円もの価格をつけるボルドー最高峰【ペトリュ ス】
と最終審査まで競い合った、まさに伝説のワイン。

その【プピーユ】を生み出す凄腕醸造家フィリップ・カリーユ氏が、
彼の従弟とともに造る秘蔵の極旨ワインが、本日のご紹介です。

その名も、 [シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2014]

フィリップの従弟であるパスカル・ブエックス氏は、
同じカスティヨン地区にある【プピーユ】のすぐ近くに位置する[シャトー・レスカノ]の現オーナー。

じつは本業は建築設計士、というパスカルにとって、
『ワイン造りはあくまでも趣味』とのことですが、
それゆえに商業的な欲は一切ないらしく、
ただ純粋に自分が飲みたいワインを追及しているのだそう。

しかし、パスカルが有機栽培で育てているブドウのポテンシャルと、
造るワインの品質の高さに驚いたフィリップが、
是非にもと申し出て醸造や熟成のサポートを行い、
生み出されているのが、このワインなんです。

じっさい、ワイン造りには【プピーユ】のテクニックや
フィリップだけの秘密のコツなどが実践されており、
その味わいはどこか、プピーユを彷彿とさせます。

『ぐっと深みのあるカシスのアロマに、
ブルーベリーの香りがふわりと重なる、
エレガントな果実味。
さらに、リコリスやクローヴ、ブラックペッパーのスパイス感に、
森林の土のようなニュアンスも溶け込む複雑なアロマがとても魅惑的です。
一口飲めば、なめらかな舌触りとともにつややかな果実味が口中いっぱいに広がり、
とてもエレガントな飲み心地。
穏やかな酸ときめ細やかなタンニンの渋みが、
カスティヨン地区らしいきれいな果実味と絶妙に調和しています。
飲むほどにブラックチェリーの凝縮感が増していく中、
ビターな後味に引き出された旨みの余韻が柔らかく広がります。』

とてもエレガントな飲み心地に、思わずグラスが進む。
プピーユ直伝のバランスと飲み応えはさすがです。




シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2014

ドメーヌ・トマ・モレ シャサーニュ・モンラッシェ 2017

奇才が放つ村名白はさすがの出来
このシャサーニュ・モンラッシェは見事

DRC・モンラッシェの元栽培責任者という華麗なる経歴
卓越した感性と才能にはDRCの現当主も惚れ込む

使用ブドウはACヴィラージュ(村名ワイン)ながら、
ピュリニィ・モンラッシェに隣接する特級[バタール・モ ンラッシェ]の
目と鼻の先にある区画のものだけで、畑名表記も可能な逸品。
さらにヴィンテージも評価誌【95点】と大当たり年。

その名も、
[ドメーヌ・トマ・モレ シャサーニュ・モンラッシェ 2017]

このワインを造ったのは、
「シャサーニュ・モンラッシェ村」のトップ生産者の一つだった
父「ベルナール・モ レ氏」から2007年に畑を譲り受け、瞬く間に頭角を現した 「トマ・モレ氏」。
「モレ家」は、この地に17世紀半ばから10代続く生産者で、
トマ氏は祖父や父だけでなく、カリフォルニアで最新の醸造を学ぶなど研鑽を積んできました。

そして、その卓越した感性と才能にいち早く着目したのが、
あのDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の当主「オベール・ド・ヴィレーヌ氏」。
トマ氏は自らのドメーヌと並行し、2007年~2009年迄、
世界最高峰白ワイン[DRC・モンラッシェ]の栽培責任者を担当し、
その類まれなる才能を如何なく発揮しました。

しかしながら、自らのドメーヌに集中する為、僅か3年で名誉ある地位を退きましたが、
そこでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだったと語っています。

そんなトマ氏が持つ、ACブルゴーニュから特級畑までの
白ワインのラインナップから選んだのがご案内のワイン。
ACヴィラージュ(村名ワイン)ながら、
使用されるブドウの素性がはっきりしているだけでなく、
その区画が凄いんです。

なぜなら、その畑はシャサーニュ村では最も北、
特級 [バタール・モンラッシェ]の目と鼻の先にあり、
[Les Houilleres]という区画名が付いています。
またこの区画の北隣は、もうピュリニィ・モンラッシェ村。
シャサーニュの中でもピュリニィ的なキャラクターが如実に表れる畑なんです。

ドメーヌは石灰岩土壌に赤色石灰質の表土を持つ区画に、
1989年に自家所有の古樹ブドウのクローンを厳選して植樹。
さらに、この区画はブドウの熟し方が早く、
ドメーヌでも最も早く収穫を開始する区画のため、
畑の状況をより注意深く観察、手入れしているといいます。

ちなみに2017年のブルゴーニュ白の出来はというと、
各評価誌のヴィンテージチャートは出揃っていないものの、
アメリカの【ワイン・エンスージアスト誌】では
【95点】と、かなりのハイスコア。
いわゆるグレート・ヴィンテージなんです。

試飲したところ、
『まだ若さが目立ち、色調もクリアーで淡いイエローゴールド。
そしてやはり畑の立地もあり、ピュリニィに似 た色合いです。
香りには白い花に、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類と
白桃のニュアンスがあり、それに白コショウのようなスパイスの風味が加わり、
一般的なシャサーニュよりもより芯が通った辛口に仕上がっている印象を受けます。

また、豊富なミネラルも酸も、シャサーニュよりもピュリニィのそれに似ていて、
それが現時点ではリッチながらフレッシュで生き生きとした風味と
見事にマッチしているのです。

なお、このワインが本領発揮するにはもう少しの時間が必要と思われ、
適度に熟した暁にはこのテロワール特有の味わいと余韻、
そしてエレガンスが満喫できる筈です。
ちなみに料理なら、ホタテや白身魚のカルパッチョ、
甲殻類を使ったブイヤベース、
銘柄鶏のローストチキンなどと楽しみたいものです。


ドメーヌ・トマ・モレ シャサーニュ・モンラッシェ 2017

ポール・クルーヴァー・ソーヴィニョン・ブラン 2018

南ア産の極旨ソーヴィニョン・ブランながら、
世界最大のワインコンテスト【デカンター・ワールド・ワイン・アウォード2014】にて、
世界ナンバーワンに輝いた実績をもつ白ワインのご紹介です。

それが
[ポール・クルーヴァー・エルギン・ソーヴィニョン・ブラン2018]

[デカンター・ワールド・ワイン・アウォード]は、
エントリー総数、25,000本を越える世界最大のコンテストです。

その大会にて、2013年ヴィンテージが
[15ポンド(約2,500円)以下のソーヴィニョン・ブラン部門]にて、
見事、世界ナンバーワンたる
【インターナショナル・トロフィー】(-INTERNATIONAL TROPHY-)
に選ばれた実績もある凄い白ワインなのです。

造り手である[ポール・クルーヴァー]は、
金賞受賞でさえ、なかなか難しいデカンター・ワールド・ワイン・アウォードにて、
この【インターナショナル・トロフィー】を獲得したのは、なんとこれが3度目。

シャルドネ:2008年度
ゲヴェルツトラミネール:2013年度
ソーヴィニョン・ブラン:2014年度

と、主要な白ワイン品種を総ナメという快挙を成し遂げています。

[ポール・クルーヴァー]は、
南アフリカのワイン産地の中でも冷涼な気候で知られる
エルギン・ヴァレーにある1896年から続く家族経営の造り手です。

エルギン・ヴァレーは、冷涼な気候のため、
南アで最高のシャルドネおよびピノ・ノワールの産地として有名な場所で、
この地に100年以上、住み続けてきたクルーヴァー・ファミリーは、
世界にその実力を認めさせた先駆者でもある、この地を代表する造り手です。

ワイナリーとしての発展は、
1985年に先代の当主ポール・クルーバー氏がワイナリーを継いでからのことです。
「徹底した質にこだわるワイン造り」をコンセプトに、
ひとつひとつ丁寧な手作業でワイン造りを行ってきた結果です。
クルーバー・ファミリーが所有する2000ヘクタール以上の敷地のうち、
ブドウ畑は90ヘクタールのみで、果樹園や花が咲き乱れ、自然のままに保たれています。

敷地の半分(約1000ヘクタール)は、
ユネスコに登録されている自然保護地区の一部となっていて、
天然記念物となっている野草、花なども保護され、
環境にも十分 注意を払いながらワイン造りをおこなっているのです。

冷涼な気候ゆえに、造られている品種は、ピノ・ノワール、
シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ゲヴェルツトラミナー、リースリングなど。
綺麗でナチュラルな酸味がどれも非常に印象的なワインです。

今や、南アを代表するワイナリーとして、南ア国内外から注目される造り手で、
世界的にも著名なワイン評論家であるトム・スティーヴンスン氏が、

「南アフリカで最も急速に伸びているワイナリーのトップ10」
「ベストバリュー・ワイナリーのトップ10」
「最もエキサイティングで大発見のトップ10」

と絶賛する他、最近では、マスター・オブ・ワインであり、
デカンター誌のコラムニストとしても活躍するティム・アトキンス氏が、
最新の南アワインを取材してまとめた【南アレポート2013年度】にて、
『南アの一流ワイナリー(First Growth)たる12の造り手』
のひとつに挙げるなど、非常に注目されるワイナリーです。

その味わいは、
『ライムや青リンゴ、キーウィなどの果実味は新世界らしく非常にふくよかで、
さらにソーヴィニョン・ブランらしい草原の香りが
グラスを回すとふわっと遠慮がちに立ち上がります。
ぎゅっと詰まった果実味が口の中にも広がり、
南アで最も冷涼な気候といわれるエルギンらしい
切れのいい酸味が心地いい余 韻をもたらします。』

なんといっても素晴らしい丸みのある果実味と酸味のバラン スが見事で、
きりっと冷やしても果実味の存在感がしっかりと感じられるワインです。




ポール・クルーヴァー・ソーヴィニョン・ブラン 2018

ドミナス・エステート・ドミナス 2015

2015年、2016年と100点満点を連発!

最近では常に100点近い得点で評価され、
2010年、2013年、2015年、2016年ヴィンテージで、
完璧な【100点満点】を獲得するにいたっています。

2015年は、雨が少なく、
ドライ・ファーミングを行っているドミナスの畑のブドウにとっては、
地下深くのミネラルを吸収し、また青臭さも抑えられ、
完璧なブドウになったといいます。

その味わいについて、ワイン・アドヴォケート誌では
『2015年は信じられないほど快活なエネルギーをもち、
ピクセル状とも表現できるほどキメのこまかなタンニンと
しっかりとしたバックボーンで力強い果実味を支え、
長い余韻と深みをもったワインとなっている。』

とコメントし、完璧なる【100点満点】で評価。




ドミナス・エステート・ドミナス 2015