「エレガンス気分」カテゴリーアーカイブ

ワインとお酒の記事

ミシェル・ガシエ アカペラ・ブラン 2017

『アカペラ』 それは、楽器を伴わない、
人間の声のみから生み出される音楽。
それを、ワインの世界で表現した醸造家がひとり。
その名は、ミシェル・ガシエ。
すっかりお馴染みの、あの南仏の天才だ。

ミシェル・ガシエといえば、
破壊的なまでに濃密な極旨ローヌ[セルシウス]や、
パーカー91点獲得の衝撃の旨安 [ノストル・パイス]、
さらに『ワイン王国』誌で圧倒的高評価の[ヴィオニエ]などで、
既にファンが多 素晴らしい造り手。
その南仏のスター醸造家が誇るもうひとつの自信作、
それがこの度ご紹介する“アカペラ”なのです。

しかし、何故に“アカペラ”?
ミシェル・ガシエによると、
『ヴィオニエの声と、コロンバールの声。
そのブレンドによって生まれる完璧なハーモニー』と。
いきいきとしたアタックにスイートな囁き。
グラスに注いだ瞬間から、
テーブルの上にその素晴らしいハーモニーが広がるのです。

その味わいは、
『シトラスの爽やかさが走り抜けた後に現れる、
完熟の黄桃やアプリコットの存在感。
パッションフルーツやライチのエキゾチックな香りに、
咲き乱れる蘭の花。
ああ楽園のアロマ!
一口飲めば、なめらかな舌触りとともに濃密な果実味が広がり、
フレッシュなのにどこか温かみのある味わい。
艶やかで丸みのあるボディを引き締めるきれいな酸と、
ほどほどのミネラル感。
すぐに飲み込んでしまうのが惜しくなる絶妙なバランス、
そして鮮やかさが際立つ飲み応え。
柔らかな物腰に夢見心地・・・でも、目が覚める 旨さ』

ああ、もう完璧なハーモニーです。
でもゴージャスなオーケストラじゃなくて、アカペラです。
そこがいいんです。

そしてなんといっても、相性が良い料理の幅の広さよ。
魚貝やチキンにぴったり、
フリットや寿司にもおすすめ、
そしてブルーチーズ、
ゴルゴンゾーラ+ハチミツで昇天。




ミシェル・ガシエ アカペラ・ブラン 2017

コロニア・ラス・リエブレス・ボナルダ 2017

パーカー90点を獲得
2017年サクラ・アウォード金賞受賞

イタリアのカリスマ醸造家アルベルト・アントニーニ氏が
造りだす極旨ワイン.

[コロニア・ラス・リエブレス・ボナルダ 2017]

アルベルト・アントニーニ氏は、
イタリアワインのカルト[テスタマッタ]の醸造家として一躍有名となり、
現在は、ビービー・グラーツ、ラ・クエルチェ、
ポッジオ・アル・テッソーロといったイタリアワインのみならず、
世界中でコンサルタントを行っている世界のカリスマ醸造家のひとり。

その彼が、1995年にアルゼンチンのポテンシャルに感銘を受けて、
自らのワイナリーとして設立したのが、[アルトス・ラス・オルミガス]

[アルトス・ラス・オルミガス]では、
アルゼンチンのスーパースター、マルベック種のワインを造る一方で、
もう一つの素晴らしい品種の存在に気づいたのでした。
それが、イタリアをルーツにもつボナルダ種だったのです。

ボナルダ種は、一般にはあまり知られてはいませんが、
フランスのサヴォア地方(もともとイタリア領でした)で
広くブレンド用に栽培されていましたが、
そこからアルゼンチンやカリフォルニアにわたりました。

アルゼンチンではボナルダ種、カリフォルニアではシャルボノ種
(昔はバルベラ種と表記されていただことも)という名前で
栽培されていす。
ブドウが完熟するまでに長い時間がかかり、
日照時間も多くが必要なため、栽培は結構難しいですが、
濃厚なワインができるため、
カリフォルニアでは[ターリー]や[ボニー・デューン]
[ハイツ]といった有名生産者が栽培しています。

この品種に魅せられたアルベルト・アントニーニ氏は、
2003年ヴィンテージからこのワインを造り始め、すでに15年。
2008年には世界的にも有名な地質学者ペドロ・パッラ氏が加わって、
最適な土壌や栽培方法を追求したワイン造りが進められています。

その味わいは、
『色は濃いめ、スパイシーな香りに熟したカシスの果実味がたち、
口に含むと、さらにザクロの果実感に加えて
キリマンジャロ・コーヒーのようなすっきりとした酸と
きめ細かなタンニンを感じます。
一般的なボナルダよりは軽めでフレッシュさを大切にしたスタイルながら、
しっかりとしたバックボーンがあって飲み応えのあるワイン』




コロニア・ラス・リエブレス・ボナルダ 2017

ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2015

かつて【シャトー・マルゴー】の一部であった
スーパーテロワールにブドウ畑を持つ、
マルゴー地区の格付2級シャトー【デュルフォール・ヴィヴァン】。

クラシックなスタイルを貫いたワイン造りを行い、
最もシャトー・マルゴーのスタイルに近いと言われている、
デュルフォール・ヴィヴァン。
そのお得なセカンドワインが、
【ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン】 です。

カベルネ・ソーヴィニョンの比率が高く(73%)、
またオーク樽で16ヶ月熟成させるなど、
名だたるグランクリュのファーストワインにも匹敵する贅沢な造り。

また、2013年以降はすべてのブドウ畑においてビオディナミ農法を実践しています。

今回ご紹介するのは、2015年ヴィンテージ。
有力ワイン誌【ワイン・アドヴォケイト】が、
ファーストワインの[シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン]に
【89-91点】を付けた優良ヴィンテージです。

その味わいは、
『凝縮感のあるカシスやラズベリーの果実味に、
スミレの花やスパイスの香りが漂う美しいアロマ。
ほのかにミネラルのニュアンスも感じられます。
柔らかな口当たりとともに、
完熟の果実味とシルキーなタンニンが口中でボリュームを増しつつ、
それでもまったく過剰ではないしなやかなボディ感。
ふっくらとしたリッチな飲み心地の中にもフレッシュ感があり、
わずかなほろ苦さを伴う余韻がとても上品です。
マルゴー地区らしい繊細な美しさが際立つバランスのよいワインです。』

驚くほど完成度の高いセカンドワイン
まるでファーストワインか、
と思えるほどのリッチな味わいに、
隙のないバランスの美しさが見事です。




ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2015

カーヴ・ド・リュニー・マコン・ヴィラージュ 2016

全世界から集結した12,254本からわずか25本だけ!
[ワイン・スペクテーター][ワイン・アドヴォケイト]と
並ぶ世界的権威のワイン情報誌【デキャンター誌】で
2010年ヴィンテージが最高栄誉の
【インターナショナル・トロフィー】
を獲得。

その名も、
[カーヴ・ド・リュニー・マコン・ヴィラージュ 2016]

スーパー激安ブルゴーニュの造り手[カーヴ・ド・リュニー]が
とてつもない栄冠を獲得したんです。

なんと、
世界的権威のワイン情報誌【デキャンター誌】が
年に一度発表する[デキャンター・アワード]で最高栄誉の
【インターナショナル・トロフィー】を獲得。

これがどれほどの快挙かと言いますと、
全世界から集結した、 12,254本から237本の金賞ワインが選ばれ・・・
さらに、その237本から118本の【レジョナル・トロフィー】が選ばれ・・・
さらに、その118本から25本の【インターナショナ ル・トロフィー】が選ばれるという、
約500本に1本とい う超難関なんです。

【10ポンド以下のシャルドネ部門】での受賞なのですが、
『この価格帯で素晴らしいブルゴーニュの白を見つけるのは不可能と思っていた』
とまで大絶賛。
同価格帯の他のワインの追随を許さない断トツの高評価となっています。

以前から、この造り手の実力はマスター・オブ・ワインを持つ
セレナ・サトクリフ女史にも前々から絶賛され、彼女曰く、

『樫樽仕込みしない賢明な数少ない協同組合のひとつ。
白の品揃えはとても上手に造られていて、
シャルドネの純粋なリンゴとメロンの風味が際立っている。
赤のマコンはブルゴーニュ・ピノ・ノワールよりもお買い得。
ここは訪れる価値がある。』と高く評価しています。

試飲でも、
『お値段が上がってしまったとはいえ、
ベスト・オブ・デイリーに相応しいブルゴーニュ白。
完熟ブドウを示す透明感あるイエローゴールドの色調に、
南部ブルゴーニュらしい甘い香りと大当たり年特有の甘い味わい。
パッションフルーツやマンゴーなどの
トロピカルフルーツのニュアンスが口中に広がります。
フレッシュな白い果実と熟した黄色い果実味双方が同居し、
また適度のミネラルと、
マコンにしては上質でしっかり目の酸が特徴的です。

さらに時間の経過によりミツの味も感じられるようになり、
その奥に潜むビターな風味がバランスよく味わえることなど、
やはり価格以上のブルゴーニュ白と言えます。
なおこの1本は、
魚介よりもシャルキュトリーや鶏料理とも楽しみたい、
ボディを持ったマコンでしょう。』




カーヴ・ド・リュニー・マコン・ヴィラージュ 2016

ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016

モーゼルと並んでドイツの二大銘醸地のひとつ、
ラインガウ地方の老舗ワイナリー、バルタザール・レスが
プロデュースしたスタイリッシュなカジュアルラインのご紹介です。

カジュアルラインといっても、
その品質はさすが老舗の造るワインだけあって、
安心の品質!!驚くべきコスト・パフォーマンスです。

その名も、
[ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016]

バルタザール・レス醸造所はV.D.P(ドイツ高級ワイン生産者連盟)
に加盟し、ラインガウ地方の高品質なワインを支えるリーダー的存在です。

そのバルタザール・レスの超コストパフォ―マンスの
高いお得なワインといえばこのワイン。

ラインガウという地方はちょうどそのライン河にそった急斜面に
畑が開けていて、ライン河にはぐくまれた土地なんです。
このワインに使われるブドウはそのライン河にそった産地
(主にラインガウ、ラインヘッセン)の畑のブドウからのブレンド。
ラインガウの力強さとラインヘッセンのポジティブな明るさが
うまく表現されているような味わいです。

ドイツの赤と言えば、今やフランス、アメリカに次ぐ、
世界第三位の栽培面積を誇るピノ・ノワール
(ドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれます)

試飲の感想は、

「赤系ベリー系の可憐でフレッシュな薫りが広がり、
グラスに注ぐとわくわくします。
味わいもいきいきとした酸味、少し温かみを感じるような完熟した果実味、
ただし、果実主体というよりは、
ミネラル感や酸味とのバランスがよく、きめ細かく繊細で柔らかい質感。
見た目の淡さのようにエレガントですが、
決して薄いという訳ではなく、味わいに奥行や深さもあります。
余韻もこの価格帯のクラスにしては長く、
繊細な味わいのソースでいただく、鶏肉や赤身のお魚にもあいそう。
柔らかい和牛のお供にも。」

しかもアルコールはたったの11.5%、
低アルコールなのにこの果実味と飲みごたえはさすが、
お酒が苦手な方にもおすすめの優しい味わいです。

暑い季節はよく冷やしてもタンニンのキメが細かいので
美味しくいただけます。




ヴァインハウス・レス ライン・ピノ・ノワール 2016