ドメーヌ・ド・ラ・トゥール ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・ピノ・ノワール 2002

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2002年というヴィンテージ・・・・、
この年は、世界的著名ワイン評論家「ロバート・パーカー氏」が主宰する
【ワイン・アドヴォケイト】のヴィンテージチャートで、
すぐ北隣のコート・ド・ボーヌ赤が【92点】。
世界中で最大購読者数を誇る【ワイン・スペクテーター】
でも同じく【92点】の傑出年(Outsatanding)とする、
いわゆるグレート・ヴィンテージ。

そんな傑出年から、今回が入手したのがお手頃価格で
熟成ブルゴーニュを満喫できる、
[ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・ピノ・ノワール 2002]。

ちなみに、熟成古酒で心配の種となるワインの状態も、
インポーターさんが現地ブルゴーニュで蔵元を実際に訪
れ確認した上で、蔵出し直送してもらったものだけに心配御無用。

そうすると、あとはブルゴーニュで重要視される生産者
が誰かという点ですが・・・・、

造り手は、ブルゴーニュではコート・ドールの南に位置する、
「コート・シャロネーズ地区」のモンタニィACを
構成する4つの村の一つ、「サン・ヴァルラン」にある
[ドメーヌ・ド・ラ・トゥール]という生産者。

このドメーヌでは、すでに隠居した先代「ダニエル・ジョブロ氏」の、
『ワインは熟成させてから飲むもの』
というこだわりの哲学のもと、長年ワインを生産しています。

しかしながら、普通にワインを造るだけでは決して長命
ワインは出来ないため、「ダニエル氏」はまず素材であ
るブドウの生命力を高めるため、コート・シャロネーズ
でもいち早くリュット・レゾネ(減農薬農法)を導入。

ドメーヌ周辺の3.5haの畑で平均樹齢45年のピノ・ノワールを栽培し、手摘みで収穫。
さらに、モンタニィでは採用が限られていた新樽(このワインでは10%)を
早期から使用し、10ヶ月間熟成。瓶詰前の濾過処理もごく軽めと、
当初から意図的に長期熟成型のワインを造っていたのです。

こうしてダニエル氏の確固たる信念と哲学で造られたワインは氏の狙い通り、
見事に熟成ピノ・ノワール特有の甘味を伴った果実味と、
スムースなタンニンの風味とのバランスに優れた、旨味満点の長熟型ワインに。

そんな長命ワインが、今もドメーヌのカーヴに静かに
眠っているのが[ドメーヌ・ド・ラ・トゥール]なんです。

『熟成はしているものの古酒とまではいえない、
かすかにレンガ色がかった濃厚なルビー色。
しばしば古酒に見られがちな酸化臭もなく、
赤や黒の木の実だけでなくプラムも感じさせる複雑な香りに、
ペッパーなどのスパイスのニュアンスなどの風味が加わり、
熟成ワインならではの甘く心地よい味わいが口のなかを満たします。
また、経年によりタンニンもまろやかになり、
それと熟成ピノ特有の甘みの出た果実味とのバランスもよく、
さらに酸も穏やかに調和し旨味が十分。
シャロネーズのワインなのに、
もっと北のニュイのワインが持つ風味に似た不思議なワインなんです。
なお、このワインには熟成による粒子状の細かい澱がかなり目立ちます。
お召し上がりの前にボトルを立てて置くか、
デキャンタージュで澱を取り除くと良いでしょう。』


ドメーヌ・ド・ラ・トゥール ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・ピノ・ノワール 2002
【フランス】【750ml】【ミディアムボディ寄りのフルボディ】【辛口】

ワイン専門リカーショップ

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