巡り会えた時

やっと会えた
何年振りだろうか。

私は、過ぎた季節(とき)も、忘れてしまう
会えなかった、訳を聞かないあなたに
優しく微笑んで
そっと胸に触れると
何時かの記憶が、蘇る

あなたの、笑顔で強くなれた
あなたの、涙で優しくなれた

あの時、
穏やかに流れる風は
それを、許さない

今を愛せないのは
何も言わずに、去ったときから
生きた時代が違う事など、関係ないよ、と
時折、見たあなたの夢が、呼び掛ける

ありがとう、巡り会えた事に
さようなら、もう戻れない昨日
二人の流した涙は
突然の雨が消してゆく