「エレガンス気分」カテゴリーアーカイブ

ワインとお酒の記事

アッポローニオ・コペルティーノ 2015

毎年イタリア・ヴェローナで開催されるイタリア
最大のワイン展示会[ヴィニ・イタリー]で偶然知り合った兄弟、
その名も[アッポローニオ]。

当時はまだ無名の造り手だった彼らのワインを
初めて体験した時の衝撃と感動は、
きっと生涯忘れることはありません。

そんな[アッポローニオ]の原点ともいうべきワインが、この[コペルティーノ]。

過去ご紹介2007年では、
ワイン王国75号のブラインド・テイスティングで
総合評価こそ4つ星に留まったものの、
4人のテイスターのうち、2人から最高評価をいただき、
さらに、その一人である[イタリアワイン・ベスト・ソムリエ]
にも輝いた有名ホテルのソムリエさんが特にお勧めの1本として推薦という、
とてもうれしい評価をいただきました。

今回は新着2015年のご案内です。
『まだ、若々しい印象もありますが、
このワインの特徴である濃厚な香りと果実味、
そして濃密なタンニンはもちろん健在。
飲み口も開けたては少々硬いのですが、
ほんの30分ほどでこなれてきます。
そして、いつもながらのカカオを想わせるアロマ、
さらには魅惑的な完熟ジャムの旨味と
ヴァニラの芳醇な味わいが絶妙の柔らかさで顔を覗かせます。
強い余韻も長く途切れることはありません。』

なるべく、大きめのグラスで味わってください。
そして、できるだけ時間をかけてお楽しみください。


アッポローニオ・コペルティーノ 2015
イタリア 赤ワイン 750ml フルボディ 辛口

ヘス・セレクト・ノースコースト・カベルネ・ソーヴィニョン 2018

ナパのマウント・ヴィーダーの山深い場所に
忽然と現れるラグジュアリー・ワイナリーが[ヘス・コレクション]。
アートにも造詣の深いスイス出身の初代ドナルド・ヘス氏が、
まるで美術館のようなワイナリーが設立当時は、
ナパでも珍しく、こだわりのワイン造りもまた話題となりました。
それから約40年、今は娘夫婦が2代目としてワイナリーを継ぎ、
伝統を作り続けるワイナリーです。

やはり最も中心的なのはカベルネ・ソーヴィニョン。
マウント・ヴィーダーは、いわゆる「山カベ」と呼ばれる地域で、
凝縮した中にもエレガンスを感じさせるワインができます。
ワイン・スペクテーター誌やワイン・エンシュージアスト誌、
ワイン・アドヴォケート誌、ワイン・アンド・スピリッツ誌などで
高い評価を得続けています。
トップキュベである「ライオン」は、
ロバート・パーカー氏主宰のワイン・アドヴォケート誌にて、
直近のヴィンテージで数年にわたり95点以上を取り続けているのです。

今回ご紹介する[セレクト]は、
ノースコーストの自社畑を中心に造られるシリーズです。

カリフォルニア・カベルネらしい、しっかりとした果実味と、
バランスのいい味わいは、様々な料理との相性も抜群です!。

華やかな香りと余韻に残るタンニンの心地よさは、
甘辛く味付けした和食にも、
チンジャオロースなどの中華にもおすすめ!。

27%を新樽のフレンチオーク樽で熟成させ、
樽香からくる甘やかな香りもくどくなくて複雑さとなっています。


ヘス・セレクト・ノースコースト・カベルネ・ソーヴィニョン 2018
アメリカ 赤ワイン 750ml 辛口

ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2019

新着2019ヴィンテージはブルゴーニュ赤の超大当たり年
あのパーカーさんの【ワイン・アドヴォケイト誌】で、
[ヴォーヌ・ロマネ]がある「コート・ド・ニュイ地区」になんと【98点】の例外的ハイスコア。
同じアメリカの専門誌【ワイン・エンスージアスト】でも【96点】の
高評価とする超グレート・ ヴィンテージです。

試飲したところ・・・、
『紫の要素を持つクリアーなガーネット色の色調。
このヴィンテージでは抜栓直後から、スグリやブラックチェリーに加え、
ブルーベリーやブラックベリーのニュアンスも持つ華やかな香りが立ち昇ります。
一方味わいでは、何より抜群のテロワールからのピノ・ノワールの凝縮感に圧倒され、
それに甘さを感じるタンニン、しっかりながら上質の酸も加わり、
それらがピノ特有の辛口の風味に複雑さと奥行きを与えています。
また、時間の経過により表れるペッパーのようなスパイス香と、
かすかなケモノの風味などもワインに一段と複雑さを与え、
ドメーヌのお膝元、ヴォーヌ・ロマネの片鱗がそこかしこに表れ始めるのです。
この1本は、やはり早めの抜栓と大き目のグラスの使用をお勧めし、
料理ではシャルキュトリー類、パテ・ド・カンパーニュやタレでの焼き鳥、
スパイスを使った鶏料理や、マグロとアボカドのワサビ醤油漬けなどとお楽しみください。』


ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2019
フランス 赤ワイン 750ml ミディアムボディ辛口

ドメーヌ・ルニョード・マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・デ・ロワエール 2018

このプルミエ・クリュ(1級畑)があるアペラシオン名の[マランジュ]。
この地名のワインは日本ではまだあまり目にする機会は多くないかもしれません。
それもその筈、1988年までは[コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ]という
アペラシオン(産地)名で販売されていて、
マランジュという名称をラベルに表記出来ませんでした。

地理的にはコート・ド・ボーヌの最南端で、「サントネ村」の南西に位置します。
なお、マランジュで生産されるワインの95%以上がピノ・ノワール種による赤で、
サントネに似てタンニンがしっかりしたタフで力強くも、
デリケートで繊細なストラクチャーを持つワインが
生まれるピノ・ノワール種の適合地なのです。

この1級もそんなワインで、ドメーヌが「サンピニィ・レ・マランジュ村」の
粘土質石灰岩土壌南東向き斜面、およそ標高320mにある面積11.48haの
[レ・クロ・デ・ロワエ ール]という1級畑で栽培する、平均樹齢60年の、
超が付くヴィエイユ・ヴィーニュ (古樹ブドウ)が素材。

すべて手摘みで収穫したブドウは、選果後に100%除梗。
発酵は8~34℃に温度管理した桶で15~20日間、マロラクティック発酵も施されます。
その間、タンニンを柔らかくするためルモンタージュという攪拌作業も実施し、
その後 熟成に移ります。熟成は新樽率30%のフランス産オークの樽にて12ヶ月間。
その後、 軽い濾過を施し瓶詰めし出荷しているのがこのワイン。

ちなみにヴィンテージの2018年は、アメリカの専門誌【ワイン・エンスージアスト】が、
コート・ド・ボーヌに【95点】の ハイスコアを付ける、いわゆるグレート・ヴィンテージ。
試飲してみたところ、
『紫の要素を持つ、深みのあるガーネット色。
適度のコクとボディのある果実味に、しっかりながらなめらかで
甘いタンニンと同居するスパイシーな風味。
それにフランボワーズやブラックチェリー、ブラックベリーに
カシスなどの黒い木の実のニュアンスを持つ香りが、
完熟ピノの深みのある果実味とバランスよく、且つ複雑に溶け合っています。
ちなみに時間の経過により甘さが増してくる様を見ると、
もう少し置いておくのも楽しみです。
この赤には、鶏の腿肉や赤身牛肉のグリルや、
タレでの焼き鳥、スペアリブなどの肉類、
チーズならエポワスや熟成ブリーなどが相性が良さそうです。』


ドメーヌ・ルニョード・ マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・デ・ロワエール 2018

ロジャーグラート・カバ・グラン・レセルバ・ジョセップ・ヴァイス

[ジョセップ・ヴァイス]とはロジャーグラートが敬愛する名醸造家の名で、
彼へのオマージュを込めて名付けられました。

このキュヴェは毎年造られるわけではなく、
ブドウの当たり年のみ造られる上級品に当たります。
品質にこだわり抜くロジャーグラートが誇る逸品です。

残糖度は4g/L、熟成期間は48ヵ月の長期熟成グラン・レセルバ。
キリッとした極辛口のエクストラブリュットながら、
長い瓶内熟成を経たことによる複雑感とまろやかな旨みが特徴的な一本です。

美しく輝くゴールドの色合いに心が華やぎます。
レモンライムやグレープフルーツの柑橘、りんごのコンフィ、
焼き立てのパン、はちみつ、ジャスミンの花、白コショウ、
ミネラルなど次々に香り立つ複雑なアロマ。
とても綺麗でエレガントな香りに癒されます。
きめ細やかな泡立ちで、シルクのような滑らかな口当たり。
フレッシュな酸、ミネラル感、柑橘系果実とともに、
熟した果実味や長期熟成による奥深さ、旨みも感じられます。
余韻にはイースト香やほのかなグレープフルーツの皮のようなビター味が心地よく残ります。

爽やかさがありながら落ち着きがあり、
グラン・レセルバらしい飲み応えのある一本。
長い瓶内熟成がもたらす香ばしさとビターな味わいが食欲を刺激します。
ちょっと贅沢なディナーに楽しみたいスパークリングです。
白身魚のカルパッチョ、レモンを添えた焼き牡蠣
オマール海老のポワレなどと共にお楽しみくださいませ!


ロジャーグラート・カバ・グラン・レセルバ・ジョセップ・ヴァイス
【スペイン】【スパークリングワイン】【750ml】【辛口】