「エレガンス気分」カテゴリーアーカイブ

ワインとお酒の記事

マス・ラヴァル・レ・パンプル・ルージュ 2017

この上級キュヴェの[マス・ラヴァル]は、
なんとあのロマネ・コンティの使用済み樽で
18ヶ月も熟成した究極のガレージワインとして有名で、
2000年に初めてリリースされて以来、
全世界中でも限られた評論家や愛好家の口にしか
運ばれたことのない幻中の幻ワイン。

その名も
[マス・ラヴァル・レ・パンプル・ルージュ 2017]

熟成に使用する樽はもちろんロマネ・コンティの使用樽で、
その熟成期間は12ヶ月!ブドウ品種ごとに熟成し、
ロマネ・コンティのエキスがたっぷりと溶け込む
凝縮したワインをそのまま完全無ろ過にて瓶詰め。

その味わいは
『グラスに注いだ瞬間から、
スミレの花のような香りが魅惑的に鼻をくすぐり、
口に含むと濃厚なるエキスを持ちながら極めて柔らかい舌触りとともに、
瞬く間にそのスミレの香りが口の中を非常に心地よく一杯にしてくれます。』




マス・ラヴァル・レ・パンプル・ルージュ 2017

アリウェン・カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴァ 2017

今や、フランスを抜き輸入量ナンバーワンを誇るチリ・ワイン。

そのほとんどが低価格帯のものですが、
本日のは、ワンランク上のレゼルヴァ・クラスのカベルネ・ソーヴィニョン。

果実味たっぷりでありながら、
樹皮、コーヒー、燻製肉、ハーブ、スモークなど
様々なフレーバーがあり、フルボディで満足度の高い味わいです。

それが
[アリウェン・カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴァ 2017]

造り手である[ウンドラーガ]は、
1885年フランシスコ・ウンドラーガ氏により、
マイポ・ヴァレーの中心地に設立された、チリ最古のワイナリー。
チリでも古くからプレミアムワインを生産している為、
1960年代にはベルギー国王夫妻や、イスラエルの首相、
そして、人類初の月面着陸に成功した、アメリカのアームストロング船長も
ウンドラーガのワイナリーに訪れているほどの超有名ワイナりーです。

今では、南北に広がる多種多様なテロワールと
ぶどう品種の個性を最大限にワインに反映させ、
チリのプレミアムワインの可能性を示したパイオニアとして、
世界約70カ国以上で親しまれるほどになっています。

今回ご紹介するのは、
そんな造り手のレゼルヴァ・レンジのカベルネ・ソーヴィニョン!
赤品種の銘醸産地として知られるコルチャグアにもつ造り手の自社畑で
セレクトされたカベルネ・ソーヴィニョン100%のワインです。

その味わいは、
『色はしっかりと赤黒く、香りにはドライカシスや熟したプラムなど。
口に含むとさらにコーヒー、ハーブ、スモーク、樹皮といったフレーバーが重なり、
立体感もあり、満足度の高い味わい。
バーベキューなどのアウトドアにも大活躍するワインです。』




アリウェン・カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴァ 2017

ロジャー・グラート・カバ・コーラル・ロゼ・ブリュット

淡いサクラピンク色がとっても幸せな気持ちにさせてくれます。

その名も、
  [ロジャー・グラート・カバ・コーラル・ロゼ・ブリュット]

ロジャー・グラートのロゼ・スパークといえば・・・
[ロジャー・グラート・カヴァ・ロゼ]。

TV番組企画でシャンパンの最高峰ドンペリ・ロゼに見事勝ってしまった驚愕ロゼ・カバ、
またパリコレ公認スパークリングとして、大人気ロングセラーを誇る一本なんです。

このたび、そんなロジャー・グラートが満を持してリリースしたのが、
この[コーラル・ロゼ]。
何が違うのかと言いますと、
まずガルナッチャ70%、ピノ・ノワール30%と黒ブドウのみを贅沢に使用。
多くのロゼは白ブドウも使用しており色が褪せやすいのですが、
この[コーラル・ロゼ]は黒ブドウのみ使用することで、
淡いロゼの色合いが長く保たれるのです。

また、赤みが強い土着品種を使用した伝統的なロゼと異なり、
[コーラル・ロゼ]は世界で流行しているサクラピンクのような淡い色合いで、
贅沢にピノ・ノワールを30%も使用したモダンかつフェミニンなスタイル。
淡いロゼ色、フレッシュ感、生き生きとした泡立ち、しっかりとした味わい、
そして繊細な泡立ちの絶妙なコンビネーションが楽しめる一本なんです。

豊かな果実にしっかりとした酸、骨格、そして複雑味。
その秘密は、ガルナッチャ、ピノ・ノワールと、
黒ブドウのみを使用しているから。
マセラシオン(醸し)は、[カバ・ロゼ・ブリュット]が10~11時間なのに対し、
この[コーラル・ロゼ]は2~3時間と短く抑えられています。
それによりこの淡く美しいサクラピンク色が生まれるのです。

また、熟成期間はあえて9か月とし、
フレッシュ感と果実の品質の高さ、
生き生きとした泡立ちをさらに感じられる仕上がりになっています。

対して熟成前の瓶内二次発酵は、
2~3週間で終わらせてしまう生産者もありますが、
ロジャーグラートでは14~15度のセラーの気温を生かし、
2か月半から3か月間かけてじっくり行い、
泡が柔らかくワインに溶け込むようにしているそうです。

いわば、[カバ・ロゼ・ブリュット]が
伝統的なクラシック・スタイルのロゼ・スパークリングなら、

この[コーラル・ロゼ]はフェミニンなモダン・スタイルの
ロゼ・スパークリングと位置づけられるでしょう。

そして早くも、ジェームス・サックリング【90点】を獲得。
ジェームス・サックリング氏とは、
評価が厳しいことで知られる米有力評価誌
[ワイン・スペクテーター]誌の副編集長を務め、
現在は自らの名を冠したワイン評価サイト
[ジェームス・サックリング・ドットコム]を主宰している米有名ワイン評論家。
次世代を担う世界的ワイン評論家との呼び声高い彼が、
いち早くこのロゼ・スパークに眼を付け、高評価を与えているんです。

ごく淡いサクラピンク色。
清楚な色合いに気持ちも穏やかになります。
チェリー、ピンクグレープフルーツ、かりん、
白桃などの甘酸っぱいアロマ。
華やかなフローラルもあります。
泡はきめ細かく持続します。
口中では花や果実のフレーバー豊かで、
繊細な酸、ミネラル感、シャンパン製法がもたらす
ビスケットのような香ばしさも。
華やかかつ軽やかな飲み心地で、
どんな前菜ともペアリングが楽しめます。

ご家庭では、サーモンとクリームチーズのピンチョス、
小エビのカクテルなどの前菜や、
パエリアなどに合わせてどうぞ。
また、食後にマチェドニア(フルーツポンチ)、
フレッシュなイチゴ、ラズベリーなどを
つまみながらデザートワインとして楽しんでもオシャレです。




ロジャー・グラート・カバ・コーラル・ロゼ・ブリュット

マルセル・ダイス・シェネンブルグ・グランクリュ 1997

ダイスを代表するグラン・クリュの
超希少な蔵出しバック・ヴィンテージ

しかも、ジャン・ミッシェル・ダイス全盛期の
伝説の1997年ヴィンテージをなんと、マグナムサイズで。

その名も、

[マルセル・ダイス・シェネンブルグ・グランクリュ 1997]

マルセル・ダイス、
彼がフランスのアルザス地方を有名にしたといっても過言ではない、
現代アルザスワインの頂点を極めるドメーヌです。

その名を世界に広めたのはジャン・ミッシェル・ダイス。

彼が成し遂げた偉大な功績についてはあまりにも有名。

『自然派ワインのリーダー的存在』、
『ビオディナミ農法の代表的存在』、
『混植混醸(ゲミシュターサッツ)を復活させた人』、
『フランスAOC法を改正させた人(ラベルに品種名
を表示させなくてもよくなった等々)』
です。

それらは彼が絶対的な信念として持ち続ける、

『テロワールの概念』を復活させる過程において必要不可欠だったのです。
テロワールの概念、つまりはブドウ品種の特徴よりも
個々の土地、土壌の個性をワインの味に出したい、ということです。

ダイスの所有するグラン・クリュといえば、
マンブールとアルテンベルク・ド・ベルクハイム、
そしてこのシェナンブルグ。

アルザスワインファンなら、一度は飲んでみたい、
憧れのグラン・クリュです。

この銘醸畑のダイスが所有する面積はたったの1ha、
標高270mと比較的高く、平均樹齢50年と古樹。

ダイスといえば、品種の個性よりも畑の個性。
そのため複数の品種を別々にではなく、
同時に混植混醸するのが特徴ですが、
このシェナンブルグもリースリング、ミュスカ、
ピノ・グリ、シルヴァネール、シャスラ等の混植。

リースリングが約80%。
土壌は軽い粘土質表土に、
砂岩質、石膏、泥灰土質基盤です。
石膏中に硫黄分が多く含まれていることで有名な伝説的な畑で、
ワインにもマッチを擦ったような香りが感じられます。

非常に複雑な土壌の畑なんです。

一般的に「10年間は開かない」という厳格で荘厳なスタイル。
現代アルザスワインの頂点のひとつ。

アルザスファンのみならず、お試しいただきたい、
ワイン大国フランスを代表する作品と言っても過言ではありません。

超希少な現地蔵出し、しかもマグナム・サイズでの登場。
しかも伝説の1997年。

これを飲めた方は本当に幸運です。

是非、特別なときにあけていただきたいワインです。




マルセル・ダイス・シェネンブルグ・グランクリュ 1997

クローサー・スパークリング NV

オーストラリアのスパークリングの先駆者であり、
今もオーストラリアを代表するスパークリングの造り手が生み出す、
瓶内2次発酵スパークリング。

しっかりとしたボディと味わいが魅力のスパークです。

それが
[クローサー・スパークリング NV]!!

このスパークリングを造るのは、
オーストラリアワイン業界の大御所として
今も尊敬を集めるワイン醸造家、ブライアン・クローサー氏です。

今も巨匠として影響力を持つブライアン・クローサー氏は、
ワイン造りにおいてもヴィジョンをもち、何をなすを目標とするか、
そしてそのためにはどうしたらいいのか、
ということに向かって鉄の意志をもって邁進したワイン醸造家です。

多くの有名ワイン醸造家を排出しているアメリカのUCデイヴィス校で
醸造学を学んだのち帰国し、1976年に[ペタルマ・ワイナリー]を
アデレイド・ヒルズに設立しました。
今では、当然となっていますが、
その土地に適したブドウをそれぞれの土地で栽培し、
オーストラリア各地に畑をもっています。
そして、多くの若いワインメーカーたちに影響を与え、
オーストラリアワインの発展にも多大な貢献をしています。
また、生産者団体のトップを数年にわたってつとめ、
2004年には、英国雑誌[デカンター]の【マン・オブ・ザ・イヤー】に選出されています。

余談ですが、ワイン醸造を学んだアメリカにおいても、
いくつかのワイナリーを設立しています。
スパークリング・ハウスでは、
オレゴンの有名スパークリング・ハウスである[アーガイル・ワイナリー]もそのひとつです。
アーガイルは私も訪れたことのあるのですが、
今でも非常に丁寧にスパークリングを造っているブティック生産者です。

さて、1976年に設立した[ペタルマ・ワイナリー]の本拠地であるアデレイド・ヒルズの中でも、
冷涼地区であるピカデリー・ヴァレーがシャルドネと
ピノ・ノワールに適していたため、この両品種を植え、
中でも冷涼な地区をスパークリング用としました。
当時は、まだまだシャンパーニュで行われている瓶内2次発酵方式で
スパークリングを生産することは珍しかったのですが、
彼はもとから将来的にはシャンパーニュに匹敵するスパークリングを
造ることを視野にいれて地区の選択、クローンの採用などを行いました。
最初にブドウ木を植えてから9年後に
初めてのスパークリングワイン[クローサー]がリリースすると、国内外で、

『まるでシャンパンのよう!』
『オーストラリアでもシャンパンに負けないスパークが造れることが証明された!』

と称賛され、一躍、オーストラリアを代表するスパークリングとなりました。
そして今もそのスタイルを守り続けています。

早速、飲んでみました!。
『色は少し強めの黄金色で、香りは白桃やライチ、きんもくせいなどがあり、
リッチでしっかりとした酒質のスパークリング!。
泡もきめ細かく、滑らかで、芳醇な果実味と酸とのバランスがよく、
ムースのような口当たりが幸せを包み込む優美な味わいです。』

重厚感のある味わいなので、
生クリームをふんだんに使った本格的なカルボナーラにもあいます。




クローサー・スパークリング NV