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ワインとお酒の記事

ドライシークアッカー・リースリング・オーガニック・トロッケン 2016

このワインを造るのは、ドイツの中でも今最も若手生産
者を中心に注目されているラインヘッセン地方のスター
生産者のドライシークアッカー。

そのワインの名は、
[ドライシークアッカー・リースリング・オーガニック・トロッケン 2016]

甘口のドイツワインも美味しいけど、ドイツでは今、
若手を中心に高品質の辛口のワインを造ろうという動きが盛んですが、
その中でもこのワインが造られるラインヘッセン地方は
飛躍的にレベルアップしています。
特にこの地方で【メッセージ・イン・ザ・ボトル】という
高品質のワイン造りを目指す若手中心の団体に加盟してい
るワイナリーは注目に値します。

このドライシークアッカーはそのメッセージ・イン・ザ・
ボトルの中心的存在。

しかもこのワインはオーガニック栽培の中でも、
更に厳しい規則が多い、ビオディナミ農法を
実践してブドウを栽培しています。
ビオディナミというと月の満ち欠けなどのガイドライン
に沿って栽培を行うものですが、場合によってはビオ
っぽい個性的な香りがする場合があります。
しかしながらこの生産者のワインはしっかりとクリーン
で美味しい味わいに仕上がっているので驚きです。

セラーを見学に行った際にとても清潔にしていて、
しかもブドウも全て手摘みで行うなど、徹底したこだわりが
自然だけどクリーンな味わいを生み出している要因なんです。

このワイナリーが設立されたのは、非常に古く、1728年。
家族経営のワイナリーですが、この地区の銘醸畑を
いくつか所有して、伝統もあります。
特に現在醸造長を務めるヨハン・ドレイシーグラッカー
さんがワイナリーを引き継いでから、辛口のワインの
レベルが上がり、一気に注目を集めるようになりました。
写真からみても、俳優かモデルさんでもしていそうな位
の超男前なのに、とても明るく親しみやすく、ワイナリー
中をみんなに気遣って走り回っているような元気いっぱい
で優しい方でした。

その明るい性格はワインのキャラクターにもしっかりと
現れていて、どのワインも飲んだ瞬間にぱっと明るくなる
ような爽やかで華やかなワインばかり。

ドイツ最有力評価誌のゴーミヨでも3つ星を獲得し、
年々評価も高まってきています。
現地でも売り切れ続出なのは納得の味わいです。

土壌は黄土ローム層で、丁寧に手摘みしたブドウを使用。
ステンレスタンク(16℃)で30日間発酵を行ないます。
ステンレスタンクで3ヶ月間熟成させます。

そのため、土壌の上ではふっくらした柔らかい味わいを
うみ出しますが、醸造の上ではクリーンな味わいに。

試飲の際も
「本当にこれがオーガニックワイン?
すごくピュアでしっかりした辛口だね~」
と驚き。

「香りはややトロピカルなフルーツを思わせるような、
フレッシュな果実味が明るい印象。
味わいは凝縮した果実味に、しっかりと芯の通ったような
ミネラル感が骨格になり、酸味はあるけど柔らかいので
ふんわりと広がる味わいです。ほどよい優しい辛口、
といった感じです。
味わいに旨味、奥行もあり、余韻も非常に長く続きます。」

暑い時期はしっかりと冷やして食事のお供に最適。
寒い時期はお鍋のお供にも!
ほどよい辛口でしかもオーガニックなので、
毎日でもたっぷりいけちゃいます。
優しい味わいの中にリースリングらしい骨格、
存在感もしっかりあるので、白身のお肉にも。

ひたむきに高品質のワインを造ろうという若手の情熱が
たっぷりとつまった極上のリースリング。

全ての方に是非一度はお試しいただきたいワインです。




ドライシークアッカー・リースリング・オーガニック・トロッケン 2016

バルバネーラ・シル・パッソ・トスカーナ・ロッソ 2016

ルカ・マローニ(ベストワイン年鑑)において98点という
信じられないほどの超高得点を獲得したワイン。

数万円するスーパートスカーナすらも超える衝撃スコアを獲得し、
その価格は恐ろしいほどにリーズナブル。
巷で話題騒然となっているワインなんです。

トスカーナのサンジョヴェーゼ種をアパッシメント(陰干し)して
凝縮度を高めた、アマローネのような造りにして、
さらに新樽バリックオークの樽で4ヶ月の樽熟成を施している、
手間とお金をかけているリッチな仕上がり。

芳醇で濃厚で奥深く、贅沢極まりない素晴らしいワイン。

その名も
バルバネーラ・シル・パッソ・トスカーナ 2016

イタリア5大ワイン評価誌のひとつ
「ルカ・マローニ(ベストワイン年鑑)」において
98点という超高得点を獲得。
ルカ・マローニは99点が最高得点のため、
この価格で98点という衝撃の評価は驚くべき絶賛なのです。

数万円スーパートスカーナすら超越した評価は、
なんと2014年が97点、2015年は98点、
そして今回ご紹介のヴィンテージ2016年も98点と偶然ではない、
折り紙付きの実力。

造り手のバルバネーラは
ルカ・マローニでも99点の満点を2年連続で獲得するなど、
トスカーナでも随一の超コスパワインを生み出している造り手。
1938年にトスカーナ南部、ウンブリア州近くモンテチェトーナの斜面にある
ヴァルディキアーラでワイン造りを始めます。
キャンティ地区の南部でモンタルチーノ地区の東、
モンテプルチアーノ地区に隣接するこの土地は、
石灰粘土質土壌の畑から高品質のブドウが育ちます。
この土地にちなんだ、サンジョヴェーゼ種を主に栽培し、
冬の剪定から、夏の間引きを専門家により全て手作業を行います。

ソフィアとアニェスの二人の姉妹がワイン造りに参加し始めた
2000年代後半より、収量制限やアパッシメントを行うスタイルで
ブドウの糖度を凝縮させ、新樽バリックを使用した果実味豊かで
力強い味わいのモダンなワインを造り出している、近年注目の生産者。

その味わいは
『濃厚で先の見通せないダークパープルの色合い、プラム、
ブラックチェリー、ブルーベリー、カシスの果実に、
バニラ、スギ、チョコレートのアロマ。
芳醇で煮詰めた果物のように濃い香りです。
口当たりは柔らかくしっとりと口中に広がり、
ボリューム感ある厚みに奥深く濃厚な果実味。
タンニンはまろやかで、酸味もバランス良く、
濃いだけでなくバランス感が抜群なんです。
余韻もリッチでまったりとした果実と
オークの風味が長く続きます。』




バルバネーラ・シル・パッソ・トスカーナ・ロッソ 2016

シャトー・サン・ドミニク 2014

お待ちかねのあの超極旨ボルドーが、
新ヴィンテージになって帰ってきました。

新ヴィンテージ2014年も、
やっぱり、 感動的な美味しさです。

この[シャトー・サン・ドミニク]は、
ボルドー五大シャ トーの筆頭にも挙げられる
【ラフィット・ロートシルト】を
分割所有するロートシルト家の末裔のひとり、
バロン・ ベンジャミン・ド・ロートシルト卿が
2003年に購入したシャトー。

ボルドー右岸ピュイスガン・サンテミリオン地区に位置する
このシャトーに大いなる可能性を見出した卿は、
醸造設備に莫大な投資をして改善し、
またカリスマ醸造家として世界的に著名な
ミシェル・ロラン氏に醸造指導者として迎えた結果、
品質が飛躍的に向上し評価もうなぎ上り。

このたびご紹介するこの2014年ヴィンテージは、
そのすぐ後の大当たり年2015年の陰で、
イマイチ目立たない存在と思われがちですが、
『ワイン・アドヴォケート』誌で
94点(ポムロール)~92点(サンテミリオン)が
付けられているなど、じつは意外と評価の高いヴィンテージ。

サンテミリオンからもポムロールからもほど近い立地にある
この[シャトー・サン・ドミニク]も、
この2014年の意外なまでの美味しさに思わずはっとさせられます。

その味わいは、
『むせ返るほどの濃厚なラズベリー、
ダークチェリーのコンポート、カシスリキュールの深み。
ごくわずかにスパイスやコーヒーが潜んでいるようでもありつつ、
しかし圧倒的に果実のパワーが優勢。
ピュアでまっすぐなベリー感に追い詰められながらもそれはむしろ悦びで癒し。
ひとくち飲めば、ふくよかな果実味に口中がたちまち埋め尽くされつつ、
舌の上にはベルベットの緻密さを持つタンニンの心地よい重み。
熟成感までぎりぎり一歩手前の余裕の落ち着き。
きれいな渋みがもたらす陰影と柔らかな旨みに抱かれて、
まるでとろけそうな余韻。』

ひとくちめから『これが、まさにサンドミニク!!』と、
記憶が呼びさまされるこの味わい。
懐かしい友人に再開したときのような、
ほっとする、そして新たな感動を連れてくる美味しさです。

薄切りのローストビーフをつまみながらでも、
真っ向勝負でステーキを喰らいながらでも、
どちらでもしっくりくる飲み応えたっぷりの赤ワイン。




シャトー・サン・ドミニク 2014

シャトー・レスタージュ・シモン 2015

クリュ・ブルジョワ級ですが、
その味わいは格付シャトーに匹敵といっても過言ではないでしょう、
ハンパじゃない、超極旨オー・メドックです。

この[シャトー・レスタージュ・シモン]は、
サンテステフ地区の北隣、オー・メドック地区の最北にある
サン・スーラン・ド・カドゥルヌ村にあるシャトー。

サン・スーラン・ド・カドゥルヌ村といえば、
5級シャトーに匹敵(または超越)とすら評価される
[シャトー・ソシアンド・マレ]をはじめ、
格付外ながら高い評価を得ているシャトーが乱立する隠れた銘醸地。

その土壌は特殊で、深層に石灰質の岩盤、表層には砂利質、
というミックス型のもので、
メドックではあまり見られないタイプであるために、
“メドックの中のプチ・ポムロール”
とも呼ばれる場所です。

よって、栽培されるブドウもメルローが特に相性が良く、
この[シャトー・レスタージュ・シモン]でも
メルローの比率はなんと95%。
そして出来上がるワインは、
確かにポムロールを彷彿させるようなしなやかさと、
豊かな果実味が特徴です。

さらに、ワインは通常のものより少し大きな410L容の
フレンチオークの樽で12か月熟成させており、
しかもそのうちの80%は新樽だというから、なんとも贅沢な造り。

ご紹介するのは、直近の大当たり年2015年ヴィンテージ。

ワイン評論家ロバート・パーカー氏が主宰する
【ワイン・アドヴォケート誌】によると、
オー・メドック北部(サン・ジュリアン/ポイヤック/サンテステフ)は
この年に【95+点】という高得点を獲得しており、
すぐ隣村に位置するこのシャトーも、
それに近い評価であろうと想像されます。

しかも、
[シャトー・レスタージュ・シモン 2015]は、
2017年に行われた【パリ農業コンクール】で見事金賞を獲得。

『滴るようなカシスとダークチェリーの濃密な香りに、
ブラックベリーの凝縮感、さらにリコリスや黒胡椒の
スパイシーなアクセント。
ふくよかでリッチなアロマがとても魅力的です。
一口飲んだ瞬間に、濃厚な果実味がもたらすほのかな甘みと
上質な酸の絶妙なバランスに驚き、
口中でたちまち膨らむボリューム感に圧倒されてしまいます。
緻密なタンニンが生み出すベルベットの質感と奥行き、
さらにとろけるような旨みが印象的で、
非常に優雅な飲み心地です。
威厳と品格を感じる佇まいは、
もはや格付シャトーにも匹敵するほどで、
その余韻の長さに思わずため息が出てしまいます。』

ステーキやローストビーフと抜群の相性、
少しポムロール的な雰囲気もあるので、
鴨のローストと合わせるのもおすすめです。




シャトー・レスタージュ・シモン 2015

コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2017

今や、世界ナンバーワンのエントリー数を誇る
[デカンター・ワールド・ワイン・アウォード]

2018年度のエントリー数は16,903本

そのわずか0.9%にあたるプラチナ【97点】を獲得する
躍動感溢れる白ワインがジャスト・ヴィンテージにて限定入荷。

ソーヴィニョン・ブランの新生産地として世界に知られるようになった
ニュージーランドはマールボロのソーヴィニョン・ブラン100%。

華やかな果実味、刈りたての草を思わせるフレッシュでドライな味わいにして、
なんと1,280円(税別)!!
そのバリューは世界中で知られています。
デカンター誌以外でも、ワイン・スペクテーター誌において、
これまでも5回も【ベスト・バリュー】を獲得しているのです。

[コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン 2017]

このワインを造るのは、
ニュージーランドの先住民族であるマオリのファミリーが
世界ではじめて所有・運営を行うトフ(TOHU)というワイナリー。

ニュージーランドの銘醸産地である
マールボロのネルソンの厳選した畑のブドウを使い、
世界に通用するワインを1998年から造っています。
マオリの伝統的な意識である、大地から糧を得る代わりに、
大地を守り次世代に継承する責任を負うという伝統を
栽培・運営に生かしているワイナリーです。
所有する畑では
SWNZ(サステナブル・ワイン・グローイング・ニュージーランド)
の認証を受けており、環境を守りながら品質を犠牲にせず
ワイン生産を行うという価値観というワイナリーの合致しています。

今回ご紹介する[コノ]というシリーズは、
所有する畑のブドウと近隣の信頼のおける栽培家から提供された
ブドウを使って造るシリーズで、
バリューの高さで世界を驚かせるワインです。

[コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン 2017]は、
最初にご紹介したように、エントリー数16,903本の
世界最大のワイン・コンテストである
[デカンター・ワールド・ワイン・アウォード]にて、
【97点】プラチナ賞を受賞!
これは、全エントリー数では0.9%にあたる149本しかゲットできない貴重な賞です。

また、ヴィンテージ違いでは、
これまでにワイン・スペクテーター誌において
5回の【ベスト・バリュー】を獲得し、
2015年ヴィンテージでは、
ワインスペクテーター誌年間トップ100にも41位で選出され、
表紙を飾るなど、その一貫したクオリティの高さは
世界が注目のワインです。

『パッションフルーツやピンクグレープフルーツ、
洋ナシなどの豊かな果実味に、
まだ瑞々しい刈りたての草、ハーブの香りが融合し、
マールボロ産らしいソーヴィニョン・ブランの魅力が全開!
フレッシュでドライな味わいは、単独で飲んでも、
スモークサーモンの前菜などとも合わせても楽しめます』




コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2017