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想い願う

心の隙間に、入り込む
冷たい風は
思いの全てを凍らせる
あなたに伝えた言葉は
偽りなんかじゃなく
あなたの、幸せを願っての事
下を向いて、苦しむより
上を向いて、笑えばいい
どうにもならない事なんて
どうにでもなる事なんだ
過ぎてみれば
いつだって、笑い話
あなただけじゃない
私だけじゃない
人は、苦しみの中から
喜びを得る
愛されるから、愛すのでなく
愛されないから、愛せないのでなく
あなたの、幸福だけを、強く想えば
わたしは、ひとりだって
寂しくはないよ

 

そんなあなた

寂しさで、心が折れそうな時程
優しい言葉に、勘違い
気が付けば、後悔が胸に刻まれる
それを、知っているのか
縋らない、頼らない、媚びない
そんなあなたが、わたしは好きなんだ
たとえ、一人きりで空を見上げても
いつか、目が覚めた時
きっと、真実に涙する
淋しさの中の
やさしさは偽りと涙するなら
笑顔で歩くあなたに
差し伸べた心だけ
強く抱きしめて

風が吹く

移り行く、季節の中で
見るもの全てが、滲んでる
汚れた都会の片隅で
触れ合う優しさに、裏切られ
求める、安らぎが色褪せて行く
夢を、忘れた人達の
行き着く先の、明日は
変わらぬ毎日に、溜息を付く
風が吹く
昨日までとは違う、風が吹く
あなたに、会う度に、風が吹く
吸い込まれそうな程、青い瞳に
そのままの笑顔が、よく似合う
純粋なまでの、綺麗な心
あなたと、出会ったあの日から
私は、優しくなれた気がする

男性達男性達

静かな時の中で
目を閉じた、瞳の奥で
微かに聞こえる闇の音は
私の求めたものを
解るはずもない

過ぎて行く風だけが
私を見つめていた。

寂しいと思う程、悲しくて
解ったつもりの男性達は
手に届くものだけ確かめる

私は、そんなに強くないのに
愛した事だけ押し付ける
上着を一枚羽織ったのは
寒くもない街に
雨が降るから。

リセットしよう

長い間、作り上げて来た
形あるもの、ないもの全て
一瞬にして、崩れ壊れてしまう
辛く、悲しい思いは
心の奥に秘めて
いつか、笑って話せるときに
話せばいいさ

あなたは、求める程、我侭で
私は、与える程、臆病で
愛する事を、避けて行く
明日、あなたに会えたら伝えたい
遠い未来(あした)の幸福の為
もう一度
全てを、リセットしよう
いつだって、そこから始めればいい
人は皆、悲しみを重ねて生きている
人は皆、幸せを願って歩いてる
だけど、人は、人の代わりは、誰も出来ない
そうだよね。あなたは、あなただから