ワイン用語 た

「退屈な」「くすんだ」「ぼけた」くすんだ外観 ぼけた味 外観上では霧はかかっていないが輝いてもいない。 味覚上ではなんら興味を惹かない退屈なワイン。
「卓越した」「偉大な」「傑出した」「グレート」高級なと同じぐらい非常にひんぱいに使われているが 実際には次のような限定の中で用いるべき。 すなわち当たり年の最高の品質のワインで 色 香り 味ともに深く 内容が充実していて 際立った個性とスタイル。 その上複雑でふくいくたる香りがあり 香味の余韻が長く漂う。
「たくましい」充分にこくがあり。骨組ががっしりしていて丸みがある。 よく鍛えられ 口に含んで充実感があるワイン。
「炭酸ガス」シャンパンその他の発泡酒の発泡性と舌刺性。
「単純な」並よりも良いが素直で複雑でない。
「男性的な」積極的。 自己主張が強い可能性があり。 攻撃的と言ってもいい。 大きいワイン。 筋肉質。
「タンニン」発酵中にブドウの果皮と種から得られるワインにもともとある保存料。 熟成過程に起こる現象としてワイン中の可溶性のタンニン減少がある。 年月を経て重合して不溶性となったタンニンはタンパク質や色素と一緒に沈殿しオリとなってボトルの底に沈む。タンニンは口を乾かし 歯ぐきをキュッとしめ 時としてほこりの臭いがある。 タンニンには油っこい料理をさっぱりと感じさせ口を洗うという実利的な効果もある。
「小さい」ブーケもアロマもほとんどない。 もともとの質も低く 特徴のないワイン。
「チカチカする」嗅覚にも訴えるが 特に味覚に訴える特徴で鋭く角があり 未熟であるものは発砲に近い舌刺性がある。 
「力溢れる」生き生きとしている。 健康的。 若々しいワインの成長と関連した力強いフレーヴァー。
「力強い」大きい 強い 自己を主張する性格。 おそらくタンニンと酸に恵まれているため。
「チクチクする」「ブリックト」揮発酸が過多に起因する不快な鋭さを言う。 舌をひりひり刺激するワインは飲んで快くないであろうし ただ飲めるだけの状態だろう。しかし 酢にははなっていない。
「チョコレート様の」チョコレート様の匂いと味で 濃密で 厚みがあり ややヴァニラの香りも感じられる。 悪い香りではない。 珍しい香りでもない。 ただエレガントとは言えない。 
「土の味」ある種の土壌から出てくる個性的なワインの香味。
「強い」力のある。 アルコール分の高い。
「鉄臭」かすかに金属的で 土臭い鉄分の味は土壌からくる。 サンテミリオンのあるもの または鉄分が多く含まれた土壌のもとに出来るワインでは自然に加わった酒質としてこの識別可能な特徴を表す。
「糖」ブドウは発酵によってアルコールに転換する自然糖を含んでいる。 熟成によるワインの変化の主要な要素は残糖である。 残糖を追跡すればワインが熟成のどの段階にあるかがわかる。 
「糖を加えた」「甘い」幾つかの意味がある。 ① 甘い香り ② 補糖したワインの口当りの柔らかさ ③ 濃いデザートワインの糖分含有量の多いこと。
「とろっとした」滑らかで柔らかく口に含んで充実感のあるワインに用いる。