まだ少し若すぎるせいか、抜栓直後はやや閉じ気味。
クリアーでやや淡さを残すイエローゴールドの色調。
コルトン・シャルルマーニュに通じる香りには、
アカシアの花やカリン、洋ナシや白桃などの華やかなニュアンスがあり、
それにコルトンの丘特有のミネラル感とスパイシーさが加わり、
それらが徐々にグラス一杯に広がってきます。
味わいでは、北部コート・ド・ボーヌらしいシャルドネの芯のある辛口風味が感じられ、
さらにビターな苦みとミネラル感に、やはり芯のある上質な酸がうまく融合し、
このアペラシオンらしい白に仕上がっているのです。
余韻もしっかりしたこの1本には、魚介でも貝類や甲殻類が相性がよさそうですが、
思い切ってフォアグラのテリーヌやソテー、
チーズならブルー・デ・コースなどのブルーと合わせてみたい1本です。